吉川晃司が明かす「下町ロケット」製作秘話―俳優生活初の試みとなる一風変わったセリフの覚え方とは
ドラマ「下町ロケット」の財前部長役で見せる唯一無二の存在感が話題の吉川晃司に、2015年11月24日(火)発売の『アエラスタイルマガジン』vol.29が単独ロングインタビューを敢行。とっておきの制作秘話や、日本のモノづくりに対する熱い思いを語っている。 財前部長の長セリフ、その覚え方も唯一無二 「もう、頭が凝ってガチガチですよ。すごいセリフの量とスピードで」――。インタビュー冒頭でこう漏らした吉川。「今季始まったドラマのなかで、財前部長のセリフがいちばん長かったらしい」と本人が明かしたとおり、確かにそのセリフの量は多い。その長セリフを吉川は、一風変わった方法で覚えているという。「いま、ほぼ毎日4キロぐらいプールで泳いでます。そこで、台本を全部シーリングしてもらって、プールサイドに置いて、泳いでは見てを繰り返して覚えている。水中で頭に入れるんです」。これは、長年の俳優生活のなかでも初めての試み。それぐらい、今回の役は難しくもあるのだろう――。 吉川が拒むものは、偽物であり、心の通わないモノ 「東日本大震災後、職人さんのプライドとか心意気が込めら…