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宮下奈都

職業・肩書き
作家
ふりがな
みやした・なつ

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

2004年
『静かな雨』文学界新人賞 佳作
2016年
『羊と鋼の森』本屋大賞

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宮下奈都の『羊と鋼の森』ついに文庫化!「現実で起こり得るかもしれない、奇跡の瞬間を描きたかった」

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 ピアノの調律師の道を歩む主人公の苦悩とともに、この世界の美しさと豊かさを描き出すことに成功した、宮下奈都の長編小説『羊と鋼の森』がついに文庫化される。2016年本屋大賞第1位に輝くなど、単行本刊行直後から祝福が相次ぎ累計80万部を突破。初版6500部からの、シンデレラストーリーだ。

宮下奈都 みやした・なつ●1967年福井県生まれ。2004年、『静かな雨』が文學界新人賞に佳作入選し作家デビュー。2015年に刊行した本作で、2016年本屋大賞第1位、「キノベス!2016」第1位、「ブランチブックアワード2015」大賞の三冠に輝きブレイク。その他の著作に『スコーレNo.4』『よろこびの歌』『誰かが足りない』『田舎の紳士服店のモデルの妻』などがある。    執筆のきっかけは、実家のピアノを3歳の頃からずっと調律してくれていた、調律師の言葉に触れたことだそう。「このピアノの中にはいい羊がいますね」。ピアノは鍵盤を叩くと、内部にあるハンマーが弦を叩いて、音が鳴る。音色を決定する重要な要素は、ハンマーにかぶせる羊毛のフェルトなのだ。「このピアノ…

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「2016年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」新海誠『小説 君の名は。』朝井リョウ『何者』住野よる『君の膵臓をたべたい』がランクイン

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 ハイブリッド型書店サービス「honto(ホント)」実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂、そして「honto.jp」サイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「2016年 二十歳(はたち)が一番読んだ小説ランキング」(集計期間:2016年1月1日~2016年12月20日)が、2017年1月5日(木)に発表された。 <第1位> 映画「君の名は。」の新海誠監督みずから執筆した原作小説

『小説 君の名は。』(新海誠/KADOKAWA)

田舎町と東京。出会うはずのないふたりの男女が入れ替わり!! 映像と楽曲を味わったり、じっくり読んだり、お好きな楽しみ方で。 <第2位> 「名前のない僕」と「日常のない彼女」が紡ぐ、終わりから始まる物語

『君の膵臓をたべたい』(住野よる/双葉社)

病を罹っているとは思わせない元気なヒロインと影の薄い主人公が出会ったきっかけとは? 共に楽しい時間を過ごす中、突然…。ただただ泣ける一作。 <第3位> 就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす直木賞受賞作!

『何者』(朝井リョウ/新潮社)

本音をなかなか言いづらい時代に登場…

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本屋大賞2016第1位に輝いた宮下奈都『羊と鋼の森』映画化決定! 「あの描写がどんな音として聞けるのかドキドキする……」と期待の声

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『羊と鋼の森』(宮下奈都/文藝春秋)

 本屋大賞2016第1位に輝いた宮下奈都の『羊と鋼の森』が2018年に映画化されることが発表された。この発表に対し「本屋大賞もうれしかったけど映画化はさらに嬉しいニュース!」「ずっと気になってたけどこれは映画公開前に読まないと」「これはぜひ音付きで見たかった作品だから楽しみ!」と、同書を読んだことがある人もない人も大いに期待を寄せている。

 ピアノの調律に魅せられた青年が、調律師として、そして人として成長する姿が暖かく繊細な描写で描かれている同作。音楽の話とあって“音”の描写で読者の心をひきつけているため「あの描写がどんな音として聞けるのかドキドキする……」「音楽ありきで読みたいと思ってた小説」「文章で表現されてた音が実際に聞けるとまた違った味わいの作品になりそう」と、作品の世界をどんな音楽が彩るのかを期待する声が多いようだ。

 楽器を演奏するシーンが印象的な映画と言えば、最近では漫画『四月は君の嘘』の実写化がある。『羊と鋼の森』の主人公は演奏家ではなくピアノ調律師だが、「音楽が好きな人にはぜひ読んでほしい」「これ…

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宮下奈都、本屋大賞受賞後初の刊行本はライブドキュメント・フォトブック!

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『僕らにとって自由とはなんだ Nothing's Carved In Stone』(宮下奈都/リットーミュージック)

 確固たる演奏力による圧倒的なライブ・パフォーマンスと高い音楽性により、リスナーのみならずプレイヤーからも熱い支持を集める「Nothing's Carved In Stone」の初となるライブドキュメント・フォトブック『僕らにとって自由とはなんだ Nothing's Carved In Stone』が2016年9月28日(水)に発売された。  同書は、2016年5月15日(日)に敢行されたNothing's Carved In Stone初の日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブの模様を、メンバーと親交があり音楽好きとしても知られる作家・宮下奈都による繊細で美しい文章で綴る、バンド初のドキュメント・フォトブックだ。  また、デビュー時から彼らを撮影し続けてきたフォトグラファー・堀田芳香の描き出す臨場感溢れる写真も掲載。日比谷野外大音楽堂公演を中心に、メンバー(村松拓、生形真一、日向秀和、大喜多崇規)へのパーソナル・インタビューや、新規…

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祝・本屋大賞受賞!『羊と鋼の森』の宮下奈都さんインタビュー。「3人の子育てと執筆活動はどちらも楽しくて大切で、なくてはならないものです」

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――『羊と鋼の森』の2016年本屋大賞受賞おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか。

宮下さん「『ええ?』という驚きと信じられない気持ちが大きくて、まだ実感がないですね。ただ、自分が好きなことを突き詰めて書いた作品が本屋大賞になったので、これからも好きなことを書いてもいいと認めてもらえたようで、それがとても嬉しいです。」

――お子さんが3人いらっしゃるそうですが、執筆活動と子育ての両立は大変ではないですか?

宮下さん「どちらも私にとっては楽しくて大切なので、両方できることは本当にありがたいと思っています。今、長男は高3、次男は高1、長女が中1で、たとえば小説を書いているとき、子どもが「ただいま」と帰ってくると、作家から母親へ自動的にモードが切り替わります。執筆で煮詰まっているときも、子どもが帰ってくるとパチッと切り替えられるので、それで助かることもよくあります。私にとっては、どちらもなくてはならないものですね。」

――主人公の外村(とむら)くんは最初、17歳で登場します。ご長男とほぼ同じですね。

宮下さん「そうなんです。息子をちょっと意識して書…

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「私にとっても大切な、大好きな物語」 2016年本屋大賞は宮下奈都『羊と鋼の森』に決定!

「私にとっても大切な、大好きな物語」 2016年本屋大賞は宮下奈都『羊と鋼の森』に決定!

 全国の書店員がいちばん売りたい本を決める、「2016年本屋大賞」の受賞作が決定した。全国435書店、552人の投票の結果、上位10作品として選ばれたノミネート作品から大賞に選ばれたのは、宮下奈都の『羊と鋼の森』だ。

同書は、ピアノの調律に魅せられた一人の青年が調律師として、人として成長していく姿を暖かく静謐に綴った長編小説。主人公・外村は何事にも執着心のない少年だったが、ピアノの調律師である板鳥に出会い、その仕事ぶりに魅了されてしまう。その瞬間、ピアノをまともに弾いたことさえない彼は、調律師の道を進むことを決意する―。 関連記事 ピアノの調律に魅せられた青年を通して描かれる、生きることの意味と歓び【2016年本屋大賞ノミネート『羊と鋼の森』(宮下奈都)】  大賞を受賞した宮下から、喜びのコメントが届いている。 2016年の本屋大賞に選んでいただきまして、どうもありがとうございました。 この作品は、私にとっても大切な、大好きな物語です。 たくさんの方に読んでいただけたら幸せです。これからも、好きな物語を書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお…

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注目の新刊 『はじめからその話をすればよかった』 ダ・ヴィンチ2014年2月号

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小説を書く理由、自著の創作秘話&解説、3人の子どもたちを愛おしむ日々、大好きな本や音楽とともにある暮らし……。2004年のデビュー以来のエッセイ81編と、単行本初収録となる掌編小説4編を収めた初のエッセイ集。“宮下奈都”を形作るもの、すべてがここにある。

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注目の新刊 『窓の向こうのガーシュウィン』 ダ・ヴィンチ2012年7月号

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未熟児として生まれ、ばらばらの父母のもと、欠落感を抱えて育ってきた「私」。訪問介護先での横江先生との出会いと、「あの人」から頼まれた額装の仕事の手伝いを通して、混線していた頭と体がゆっくり静かにほどけだす――。あなたの心をそっと包みこむ、はじまりの物語。

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朝井リョウ
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宇宙小説 (講談社文庫)

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作家
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向井 万起男
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