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桐野夏生

職業・肩書き
作家
ふりがな
きりの・なつお

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1951年、石川県生まれ。93年、『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。著書に『柔らかな頬』(直木賞)、『OUT』(米国エドガー賞候補)など多数。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1993年
『顔に降りかかる雨』第39回江戸川乱歩賞
1998年
『OUT』第51回日本推理作家協会賞
1999年
『柔らかな頬』第121回直木賞
2003年
『グロテスク』第31回泉鏡花文学賞
2004年
『残虐記』第17回柴田錬三郎賞
2005年
『魂萌え!』第5回婦人公論文芸賞
2008年
『東京島』第44回谷崎潤一郎賞
2009年
『女神記』第19回紫式部文学賞
2011年
『ナニカアル』第62回読売文学賞 小説賞

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 読後に余韻が残る小説を知りたい…。そう思っている方におすすめなのが、人間の心の奥にあるドロドロとした感情を巧みに描いたイヤミス小説。イヤミスとは、読んでいて嫌な気分になったり嫌な結末を迎えたりするミステリー小説のこと。そこには綺麗ごとゼロな人間の本質が詰まっている。本稿では時間をかけてじっくり読みたい、おすすめのイヤミス小説をいくつかご紹介! あなたもきっと、ページをめくる手が止まらなくなるはずだ。

■「東電OL殺人事件」をモチーフに! 女の孤独と見栄が詰まったイヤミス小説

『グロテスク』(桐野夏生/文藝春秋)

『グロテスク』(桐野夏生/文藝春秋)は1997年に起きた「東電OL殺人事件」をモチーフにしており、女性が抱く“美への執着心”を巧みに表現した作品だ。主人公の「わたし」は日本人の母とスイス人の父の間に生まれた、平凡な女性。だからこそ、おぞましいほど美しい妹・平田百合子を徹底的に忌み嫌う。そんな百合子は悪魔的な美貌を持つニンフォマニア。やがて売春をするようになり、中国人の男に殺されてしまう。姉妹間の確執や女同士ならではの嫉み、見栄を圧倒的な表現力…

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少女と監禁犯の共同生活、指圧院で欲情…… 「家族と性愛」にまつわる文庫3選!

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 家族の話や、性にまつわる話。語ることがタブーとされている話には、どうしてあんなにも興味をそそられるのだろう。しかも、“普通”でなければないほどに知りたくなる。歪んでいるほど、おもしろい。

 さりとて興味の向くままに、人様の事情を根掘り葉掘り聞いては嫌われる。誰にも嫌われることなく、タブーについての好奇心を満たす手段。そのうちの1つが、読書だ。

 ここでは「家族と性愛」にまつわる文庫本を3つご紹介する。夏も終盤、これから訪れる“読書の秋”に、ポケットサイズの歪んだ愛や、熱狂する官能をどうぞお楽しみください。

“家族”もセックスも消えた世界で『消滅世界』村田沙耶香

『消滅世界』(村田沙耶香/河出書房新社) もしもセックスのない世界になったら、わたしたちはどのように生殖し、家族のかたちはどのように変化していくのだろう。その1つの答えを出しているのが、『コンビニ人間』(文藝春秋)で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの『消滅世界』だ。

 舞台は、恋愛と生殖が切り離された世界。夫婦間での恋愛やセックスは暴力にあたるとされているため、多くの人は夫婦関係とは別に恋人をつく…

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桐野夏生が挑む、文豪と女たちの「デンジャラス」な四角関係 

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『デンジャラス』(中央公論新社)

『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』…。名作を次々と生み出した文豪 谷崎潤一郎の原動力はどこにあったのか。桐野夏生さんによる最新刊『デンジャラス』(中央公論新社)は、谷崎潤一郎の晩年にスポットライトを当てた作品。その刊行を記念して6月28日(水)、桐野夏生さんのトークイベントが三省堂池袋本店で行われた。

――今回の最新刊『デンジャラス』は晩年の谷崎潤一郎と彼を巡る女たちを題材としていますが、桐野先生が谷崎の晩年に注目されたのは、どういう理由があったのでしょうか。

 谷崎の晩年は作家としても充実していますが、特に私生活が面白い時期です。谷崎は、松子さんと3度目の結婚をしました。松子さんには、清治さん、恵美子さんという2人の連れ子がいました。谷崎は惠美子さんを養女にします。そして、松子さんの妹で寡婦の重子さん、清治さんの妻・千萬子さんとも同じ屋敷で暮らすことになります。そして、常時6~7人はいる女中さんたち。『デンジャラス』では、この谷崎潤一郎の「家族帝国」について書いています。注目すべきは、この「家族帝国」のなかには、谷崎の…

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