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「近藤ようこ」のレビュー・書評

体の欠損を武器に、異形の一座は力強く逞しく戦時を生き抜く

体の欠損を武器に、異形の一座は力強く逞しく戦時を生き抜く

読み切ってまず一番に思ったのは、これはとんでもない漫画だな! というものでした。身体欠損のある「異形」の男女5人が一座を作り、自分の体を「見世物」として渡り歩く。こうして文字だけで表すと、頭の固すぎる人が読めば口角泡を飛ばして非難されかねな…

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微細な心理のひだを鮮やかに描き出す

微細な心理のひだを鮮やかに描き出す

本を読んで原稿を書くとき、一番困るのは僕の場合その本が面白すぎたときだ。つまらない本なら楽ちんで、欠点数えて連ねるか、万一義理のある版元さんからのお願いだったりしたら分かる人には分かる褒め殺しというテクニックを発揮すればよい。 ところが、面…

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