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「金原ひとみ」のレビュー・書評

コミュ力最強の陽キャ女子にも悩みあり。金原ひとみの青春小説『腹を空かせた勇者ども』【書評】

コミュ力最強の陽キャ女子にも悩みあり。金原ひとみの青春小説『腹を空かせた勇者ども』【書評】

文学賞について、歯がゆく思うことが度々ある。例えば、ある小説家が芥川賞を獲ると、その作品は度々映画化され、彼/彼女の代表作と見做される。だが、その作家のピークとなる小説はそれじゃないよ!と口を挿みたくなることは少なくない。金原ひとみもその…

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直木賞作家や音楽アーティスト、芸術家…さまざまな分野の表現者たちが紡いだ新しい”私小説”の形

直木賞作家や音楽アーティスト、芸術家…さまざまな分野の表現者たちが紡いだ新しい”私小説”の形

作家が経験したことのほぼそのままを書くスタイルの「私小説」(代表例は梶井基次郎作『檸檬』、田山花袋作『布団』など)は、20世紀初頭に確立しました。そしてSNS全盛の2020年代、経験したことをそのまま、ないしは多少の脚色を添えて(あるいは全くもって…

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芥川賞作家・金原ひとみの新境地! 「死にたいキャバ嬢×推したい腐女子」を描く『ミーツ・ザ・ワールド』をマンガで紹介

芥川賞作家・金原ひとみの新境地! 「死にたいキャバ嬢×推したい腐女子」を描く『ミーツ・ザ・ワールド』をマンガで紹介

【PR】 2022年1月5日に発売された金原ひとみ氏の小説『ミーツ・ザ・ワールド』(集英社)。芥川賞作家の最新作ということで、読書家を中心に大きな話題となっているようだ。 芥川賞受賞作『蛇にピアス』(集英社)をはじめ、『アッシュベイビー』(集英社)…

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“推し”に生きる女子と死にたがりのキャバ嬢。正反対のふたりが歌舞伎町で出会ったら…金原ひとみ『ミーツ・ザ・ワールド』

“推し”に生きる女子と死にたがりのキャバ嬢。正反対のふたりが歌舞伎町で出会ったら…金原ひとみ『ミーツ・ザ・ワールド』

大人になると、自分と似たような価値観を持つ人ばかりと話すようになる。職場で気の合う相手はだいたい同じくらいの学歴だし、休日会う友人たちは趣味や根っこの性格が共通している。やっぱり、通じるところが多い相手は、話していて気持ちいいのだ。だが、…

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「今月のプラチナ本」は、金原ひとみ『アンソーシャルディスタンス』

「今月のプラチナ本」は、金原ひとみ『アンソーシャルディスタンス』

『アンソーシャルディスタンス』 ●あらすじ● 心を病んだ恋人を支えながら、自らもアルコールに溺れていく「ストロングゼロ」。11歳年下の後輩と交際することになり、老化への恐怖から整形を繰り返す「デバッガー」。不倫がやめられず、相手の男たちの精神状…

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