あだち充×古田敦也の豪華野球対談が実現!
デビュー以来、高校野球を題材に青春マンガを描き続け、『タッチ』『H2』など数々の金字塔を紡いできたあだち充。『タッチ』の26年後の世界を描いた『MIX』も10月に発売されたばかりで、今もなお第一線で活躍し続けている。 『ダ・ヴィンチ』12月号では、そんな永遠の少年マンガ家・あだち充を大特集。5年ぶりの再会という、元ヤクルトスワローズの古田敦也とのスペシャル対談が実現している。
あだち: 野球マンガって、間合いが丁寧に描けるところがいい。チーム戦なんだけど、個人の勝負もちゃんと表現できるし、ベンチも含め、いろんなところにカメラを向けることもできる。そこが、僕の話の作り方にとても合っているんです。
古田: 僕もよく、サッカーと野球の面白さの違いを聞かれるんですけど、そういう間合いこそが野球の魅力だと思ってます。間があるということは、つまりお互いが相手を探りあっているわけですよね。“次はどんな球を投げてくるんだ?”とか、“このバッターはどの球種を狙っているんだ?”とか。そうした駆け引きの面白さを、野球に詳しくない人にも教えてくれたのが、あだち先生の作品…