広瀬アリス「隣にいる誰かのおかげで生かされている。AI社会でアナログを貫く先輩刑事の言葉から、それを感じた。」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『AI崩壊』で、昔気質の先輩刑事とともに事件の真相を追う若手刑事を演じた広瀬アリスさん。“異質”なマンガに惹かれてしまうという、そのわけとは?
広瀬アリスひろせ・ありす●1994年、静岡県生まれ。モデルを経て、2010年、ドラマ『明日の光をつかめ』で昼ドラ史上最年少ヒロインに。出演作に、NHK連続テレビ小説『わろてんか』、映画『銀の匙 Silver Spoon』『旅猫リポート』など。ドラマ『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』出演中。 ヘアメイク:木内真奈美(OTIE) スタイリング:朝倉 豊
「昔から、王道の物語を読んでいても、正義の味方であるヒーローではなく、陰を背負った人物のほうに惹かれてしまうんです」という広瀬さんが薦めてくれたマンガは『少女不十分』。小学生の少女Uの、とある姿を目撃してしまった大学生の“僕”が、彼女に誘拐されて監禁されるという物語。
「無表情で感情の読めないUはもちろんですが、…