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アルベール・カミュ

職業・肩書き
作家
ふりがな
あるべーる・かみゅ

「アルベール・カミュ」のおすすめ記事・レビュー

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もはや脱出は不可能なのか? 悪戦苦闘するパリの新聞記者は、ついに非合法な手段に手を出すが/60分でわかる カミュの「ペスト」⑥

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超難解なカミュ『ペスト』のポイントを、マンガとあらすじで理解できる1冊。感染症の恐怖にさらされたとき、人間は何を考え、どう行動するべきか。解決策が見つからない中、立ち上がった人々の物語をご紹介します。

『マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」』(大竹稽:著、羽鳥まめ:マンガ/あさ出版)

「どんな手を使っても脱出する!」ランベールの挑戦

 街は完全封鎖された。  そして、多くの仕事も閉ざされてしまった。なにせ、街に物が入ってくることもないし、街から物が出て行くこともないのだ。  人々は、やり場のない不安や憤りを無能な当局へと向けた。新聞をにぎわせていた批判の代表が、これだ。 「措置を再検討し、緩和することを求める」  県知事は、各通信社にペストに関する公式の統計を渡し、毎週それを公開するように要請することで、この批判に対応した。  もう一つ、異様な光景が見られた。カフェや映画館が人であふれていたのだ。特に、街頭を歩く人の数は、日に日に増えていった。まるで、歩行者天国のようだった。しかし、カフェなどを除き大半の店は休業している。それ…

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完全に封鎖された街。終わりが見えない中、人々はその日その日を生きることを受け入れていく/60分でわかる カミュの「ペスト」⑤

完全に封鎖された街。終わりが見えない中、人々はその日その日を生きることを受け入れていく/60分でわかる カミュの「ペスト」⑤

超難解なカミュ『ペスト』のポイントを、マンガとあらすじで理解できる1冊。感染症の恐怖にさらされたとき、人間は何を考え、どう行動するべきか。解決策が見つからない中、立ち上がった人々の物語をご紹介します。

『マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」』(大竹稽:著、羽鳥まめ:マンガ/あさ出版)

閉門

 とうとうオラン市の門が閉じられた。「この瞬間から、ペストは街にいる我々全員に関わるものになった」。  封鎖された街、それも完全に! 何人たりとも、ネズミ一匹も、街から出ることを禁じられた。  さて、『ペスト』の世界観を創出するために必須の、この「封鎖」。  市民のみなさんの善意に期待し、みなさんそれぞれが空気を読んで、お互いに圧力をかけながら、恥ずべきことをしないようにお互いをけん制してくださいね、という、甘いものではない。  あるのはただ、暴力にも等しい圧力だ。  市民の善意への期待など、みじんもない。  門には衛兵たちがいて、警官が街をパトロールしている。市民の安全を守るため? 否、こんな危険な街に、安全もなにもないだろう。不心得者を…

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わずか数日で死亡者が激増。決断できない無能な権力者たち…/60分でわかる カミュの「ペスト」④

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超難解なカミュ『ペスト』のポイントを、マンガとあらすじで理解できる1冊。感染症の恐怖にさらされたとき、人間は何を考え、どう行動するべきか。解決策が見つからない中、立ち上がった人々の物語をご紹介します。

『マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」』(大竹稽:著、羽鳥まめ:マンガ/あさ出版)

当事者になれない権力者たち

 ペストかペストじゃないか――。  いまだ定まらない中、「奇怪な病」に侵された人々が「すさまじい悪臭の中で死んでいく。そしてわずか数日で死亡者数はドンドン増えていった」。  物語中、初めてはっきりと、リウーともう一人の医師、カステルによって「ペスト」が疑われた。 「きみはこれがなんだか知っているだろう? リウー君。世間には名指しする勇気がない。なによりもまず、世間では『冷静を失うな』だ。だが、どうだね、リウー君。きみはわたしと同じように、これがなにか知っているはずだ」 「そうですね。信じられないことですが、どうもこれはペストのようです」  ペストのような厄災は、得手勝手なエゴを暴きだす。このような一節がある。 「厄災は…

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日ごとに増え続けるネズミの死がい。老人のあっけない死。ついに最初の犠牲者が出てしまう/60分でわかる カミュの「ペスト」③

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超難解なカミュ『ペスト』のポイントを、マンガとあらすじで理解できる1冊。感染症の恐怖にさらされたとき、人間は何を考え、どう行動するべきか。解決策が見つからない中、立ち上がった人々の物語をご紹介します。

『マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」』(大竹稽:著、羽鳥まめ:マンガ/あさ出版)

大量のネズミの死

「四月十六日の朝、医師ベルナール・リウーは、階段口の真ん中で一匹の死んだネズミにつまずいた」  不吉の兆しであった。  二日後には「工場や倉庫には何百匹ものネズミの死がいが発見され」、すでに、「ゴミ箱はネズミの死がいでいっぱいだった」。  その後もネズミの死がいは増え続けた。  四日目には、ネズミは「地下室、穴倉、下水から長い列をなして出てきて、人間のそばで、ふらふらと死んでいった」。 「人々は、全容を明らかにすることもできず、そして原因をつきとめることのできないこの現象が、なにやら禍々しいものであることに気づき始めた」  四月二十八日には、約八千匹の死んだネズミが集められる。 『ペスト』の主人公は、オランの医師、リウーだ。この…

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突然、バタバタと人が死に始め、予告なく街が閉鎖された。こんな理不尽があるだろうか?/60分でわかる カミュの「ペスト」②

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超難解なカミュ『ペスト』のポイントを、マンガとあらすじで理解できる1冊。感染症の恐怖にさらされたとき、人間は何を考え、どう行動するべきか。解決策が見つからない中、立ち上がった人々の物語をご紹介します。

『マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」』(大竹稽:著、羽鳥まめ:マンガ/あさ出版)

 ある日突然、バタバタと人が死に始めた。  隣人が、家族が、言葉にならないほどむごたらしく死んでいく。 「え? なんで? なんで?」と戸惑うばかり。だが、専門家も行政機関も、それがなんなのか、なにも教えてくれない。 「くそっ! 早く教えろよ!」  と、イライラしていたら、また突然、街が閉鎖された。それも「閉鎖します」という予告ではなく、「閉鎖されました」と告知が出されたのみ。こうして、非常に危険な細菌がまん延する街に閉じ込められてしまったのだ。  こんな理不尽、想像できるだろうか?  でも、あるのだ。実際に、こんな理不尽が――。    これが『ペスト』のアウトブレイクだ。たしかに、ペスト(ペスト菌による感染症)の厄災は凄惨だ。しかし、…

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アパートの廊下の暗闇からよろよろと現れ、血を吐いて死んだ鼠。事態は急速に悪化するが/60分でわかる カミュの「ペスト」①

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超難解なカミュ『ペスト』のポイントを、マンガとあらすじで理解できる1冊。感染症の恐怖にさらされたとき、人間は何を考え、どう行動するべきか。解決策が見つからない中、立ち上がった人々の物語をご紹介します。

『マンガ&あらすじでつかむ! 60分でわかる カミュの「ペスト」』(大竹稽:著、羽鳥まめ:マンガ/あさ出版)

<第2回に続く>

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「町を封鎖せよ。さもなければ感染する」累計発行部数160万部突破『ペスト』のマンガ連載がスタート!

「町を封鎖せよ。さもなければ感染する」累計発行部数160万部突破『ペスト』のマンガ連載がスタート!

『ペスト』(カミュ:著、宮崎嶺雄:訳/新潮社)

 人類と伝染病の戦いを描いた文学小説『ペスト』が、新型コロナウイルスの流行をキッカケに再び世界中でベストセラーを記録した。そんな同作がコミカライズされ、2020年6月19日(金)からwebコミックサイト「Bバンチ」で連載を開始することに。

『ペスト』は、フランスのノーベル文学賞作家であるアルベール・カミュが1947年に発表した長編小説。作中では、1940年代のアルジェリア・オラン市を舞台に、高い致死率を持つ伝染病・ペストと戦う人々の姿がリアルに描き出されていく。封鎖された町の中で市民たちは愛する人との別れや孤立と向き合い、その様子は現在のコロナ禍に通ずるものがある。

 海外文学の名作として60年以上にわたって読まれ続けている同作だが、近年の増刷は平均で年間5,000部程度だった。しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて“伝染病”への関心が高まった結果、書店からの注文が殺到する事態に発展。今年の2月以降だけでも実に36万4,000部が増刷されており、これはたった4カ月で70年分以上の数が読まれたことに…

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小栗旬「この作品を演じたあとは、しばらくの間、燃えつき症候群になってました」

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毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、ゲキ×シネ『髑髏城の七人』が間もなく公開される小栗旬さん。おすすめの1冊であると同時に、かつて自身も舞台で主役を演じた『カリギュラ』について、その当時の様子を語っていただいた。

  『カリギュラ』を最初に読んだ時の衝撃は今でも忘れない、と話す小栗さん。「最初はとにかく理解するのに精一杯だった」そうだが、その不安も実際に稽古に入り、役を演じることで、少しずつ突破口が見えてきたという。

「文字を追うだけでは分からなかった部分も、 体を動かし、セリフを発することで 理解できるようになっていったんです。 彼の中にある悲しみややりきれなさが伝わってきて、 少しずつ共感できる幅が増えていきました」

 やがて稽古を重ねるうちに、「本当に自分がカリギュラなんじゃないかと思える瞬間を味わえた」と、小栗さん。

「なんだか、無敵になったような 気持ちになれたんですよね(笑)。 それは役者として、とても嬉しい瞬間でした。 “役になりきる”とい…

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カミュの手帖 1935‐1959

カミュの手帖 1935‐1959

作家
アルベール・カミュ
Albert Camus
大久保 敏彦
出版社
新潮社
発売日
1992-08-25
ISBN
9784105015060
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