高城剛が考えたハイパーにもほどがある近未来像
『2035年の世界』(高城剛/PHP研究所)
ハイパーメディアクリエイター・高城剛が、2035年の未来を100項目で予測! と聞いただけで、大半の人が「トンデモ本」の類だと思ってしまうだろう。
確かに本書『2035年の世界』(高城剛/PHP研究所)、ツッコミどころが満載である。なにしろ、「2050年に人類の平均寿命は100歳を超える」(01 超健康より)と、タイトルが『2035年の世界』なのに、冒頭からいきなり2050年の話だし!!
そのほか、「分子モーター技術によってサイボーグ化した人類“ハイパーヒューマン”が誕生。将来は、サイボーグ化したハイパーヒューマンによるオリンピックも開催される」(08 ハイパーヒューマンの誕生より)
「まばたきで写真が撮れる“コンタクト・デジカメ(コンデジ)”が登場する」(14 コンタクト・デジカメより)
「人々はいずれ家を持って移動するようになる」(24 移動可能な家より)
「自動車は道を走るものという常識は、もう古いかもしれない」(32 空飛ぶ自動車より)
「首都圏では、今後30年以内に70%の確率でマグニチュード7の地震が起…