第161回芥川賞は今村夏子の『むらさきのスカートの女』に、注目の直木賞は大島真寿美の『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』に決定!
第161回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月17日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川龍之介賞」は今村夏子の『むらさきのスカートの女』に、「直木三十五賞」は大島真寿美の『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』に決定した。
【第161回芥川賞受賞作品】
『むらさきのスカートの女』(今村夏子/朝日新聞出版)
【あらすじ】 近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない“わたし”は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』、『星の子』が芥川賞候補となった著者による新作中篇。
【プロフィール】 今村夏子(いまむら なつこ)●1980年広島県生まれ。2010年「あたらしい娘」で太宰治賞を受賞。「こちらあみ子」と改題、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で2011年に三島由紀夫賞受賞。2017年『あひる』で河合隼雄物語賞、『星の子』で野間文芸新人賞を受賞。
【第161回直木賞受賞作品】
『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(大島真寿美/文藝春秋)
【あら…