子どものころ、夢見た自分と違っても……過去の私に伝えたい「大人になってくれてありがとう」
子どもの感じる時間は、実際に流れる時間よりもずっと長い。いつまでも続くかのように思えて、子どものころは10年後、20年後の自分を想像して「はやく大人になりたい」と願ってしまう。 実際に20年の時を経て子ども時代を振り返ってみると、夢見ていた自分に…
子どもの感じる時間は、実際に流れる時間よりもずっと長い。いつまでも続くかのように思えて、子どものころは10年後、20年後の自分を想像して「はやく大人になりたい」と願ってしまう。 実際に20年の時を経て子ども時代を振り返ってみると、夢見ていた自分に…
ディズニーを観て育った私はどうしても、恋をして結婚してめでたしめでたしの理想から抜け出せずにいる。……と、さみしげに言った友人がいる。彼女が好きになる人は決まって女性だ。「好き」の想いに貴賤はなく、自分の想いは自分だけの大切なものだとわかっ…
「アイドルになりたかったなあ」と真剣に思った時期があった。自分という「存在」が仕事になり必要とされるといったポイントに、何かいてもたってもいられず鼻息荒く部屋を飛び出したいリビドーを感じたのである。 目立ちたいという欲はやっかいで、超絶無口…
川をはさんで建つ女子校と男子校から選ばれた、織り姫と彦星が橋の上で出会うという七夕会。 その織り姫役に選ばれた主人公がとある男の子と再会し…という胸キュンストーリーを透明感あふれるカラーで描いた、今にもポカリのCMがはじまりそうな爽やかさの作…
こんなにどきどきするのはなにゆえか!――今日マチ子さんの処女作『センネン画報』が発売されたとき、小説家の森見登美彦さんが帯に贈ったコメントです。 その、美しく切なく、淡いけれど深く胸に刻み込まれる同作。iPhoneを手にしてまっさきに購入したのがこ…