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「三浦しをん」のレビュー・書評

永山瑛太×松田龍平で映画化『まほろ駅前多田便利軒』便利屋・名物コンビの活躍を読み直す

永山瑛太×松田龍平で映画化『まほろ駅前多田便利軒』便利屋・名物コンビの活躍を読み直す

『まほろ駅前多田便利軒(文春文庫)』(文藝春秋)は、三浦しをん氏の代表作である。2006年に単行本が刊行され、直木賞を受賞。永山瑛太と松田龍平を主演として映画化、ドラマ化されたことも相まって、世代を問わず大勢の人に愛されている。 本書にはじめて…

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植物研究に情熱を燃やす女性研究者と料理人の恋の行方は…『愛なき世界』を読書家たちはどう読んだ?

植物研究に情熱を燃やす女性研究者と料理人の恋の行方は…『愛なき世界』を読書家たちはどう読んだ?

自分の「好き」を極めようと情熱を燃やす人を描かせたら、三浦しをんさんの右に出る者はいないのではないだろうか。植物の世界に魅せられた人々と、料理の世界を生きる青年。彼らの青春の日々を描き出した『愛なき世界』(三浦しをん/中央公論新社)に、今、…

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さびしさを肯定し、読者をそっと包み込んでくれる三浦しをんの小説『エレジーは流れない』

さびしさを肯定し、読者をそっと包み込んでくれる三浦しをんの小説『エレジーは流れない』

友達と楽しく過ごしているとき、ふと自分だけが取り残されたような気持ちになったことはないだろうか。あるいは、恋人や家族から大事にされていることはわかっているのに、なぜだか相手を遠く感じて、泣き出したくなってしまう、なんてことは。そんなさびし…

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三浦しをん節が大炸裂! 読むだけで「明日も楽しく生きよう!」と笑顔になれる、エッセイ最新作

三浦しをん節が大炸裂! 読むだけで「明日も楽しく生きよう!」と笑顔になれる、エッセイ最新作

世界は果てしない、と三浦しをんさんのエッセイを読むといつも思う。日常にこんな楽しいことがそうそう転がっているものかね?と思うくらい、変わった人や事件が転がっているけれど、実は、しをんさんの語る内容はたいてい、私たちが日常で遭遇してもおかし…

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皇室の真面目な話からトリビア的なゴシップまで! 政治学者・原武史と作家・三浦しをんが語る、時代の変わり目に知っておきたいこと

皇室の真面目な話からトリビア的なゴシップまで! 政治学者・原武史と作家・三浦しをんが語る、時代の変わり目に知っておきたいこと

まもなく平成が終わる。昭和天皇の崩御によって昭和から平成へと時代が変わった時とは違い、今回は今上天皇が「生前退位」されることを受けての元号改定。「未知」の元号へのカウントダウンを客観的に考える余裕があるという面では、30年前とは状況が大きく…

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震えるほどの恋の記憶を抱き、少女たちは生きる…三浦しをん『ののはな通信』を読書メーターユーザーはどう読んだ?

震えるほどの恋の記憶を抱き、少女たちは生きる…三浦しをん『ののはな通信』を読書メーターユーザーはどう読んだ?

魂が引き寄せられ、結ばれる。そんな美しくも麗しい瞬間をあなたは体感したことがあるだろうか。思い出すだけで全身が揺さぶられる運命の恋。そんな恋を経験してきた2人の女子の物語はあなたにもきっと深い感動を与えるに違いない。 三浦しをん氏著『ののは…

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植物に一生を捧げる!? 三浦しをんが描く新しい“愛”のかたち

植物に一生を捧げる!? 三浦しをんが描く新しい“愛”のかたち

三浦しをんさんの新作『愛なき世界』(中央公論新社)、タイトルが意味するのは植物のことだ。脳や神経のない植物には、思考や感情がない。つまり人間が言うところの“愛”という概念がない。 「それでも旺盛に繁殖し、多様な形態を持ち、環境に適応して、地球…

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さびしいって、悪いこと?  三浦しをんが描く現代版『細雪』。独り身にとっての“理想郷”とは?

さびしいって、悪いこと?  三浦しをんが描く現代版『細雪』。独り身にとっての“理想郷”とは?

「○歳になってもお互い独り身だったら結婚しようぜ」なんて若者の軽口にくらべ、一定の年齢を超えた女同士でかわされる「○歳になって一人暮らしだったら同じマンションに住もう」は、そこそこみんな本気だと思う。ひとりの生活は気ままで楽しい。だけど、ふ…

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