芥川においてけぼりにされた百閒は何を思うのか『百鬼園事件帖』三上延インタビュー
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年11月号からの転載です。 「内田百閒事件帖があったら面白いですよね」。飲みの席での編集者のそんな一言から、三上さんの最新作『百鬼園事件帖』は始まったという。内田百閒は、三上さんの大好きな作家だ。「ビブリア…
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年11月号からの転載です。 「内田百閒事件帖があったら面白いですよね」。飲みの席での編集者のそんな一言から、三上さんの最新作『百鬼園事件帖』は始まったという。内田百閒は、三上さんの大好きな作家だ。「ビブリア…
新刊『ビブリア古書堂の事件手帖 〜扉子と不思議な客人たち〜』三上延インタビュー 本編完結から7年後を舞台に、栞子さんと大輔の娘・扉子が本にまつわる4つの不思議なお話と出会う最新刊! “キャラクター文芸”ジャンルの火付け役となり、社会現象を巻き起こ…
三上延が手がけた大人気ミリオンセラー小説『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが2018年に実写映画化されることが決定。主演キャストも発表され、ファンからは「これは期待大!」と興奮の声が上がっている。 同シリーズは、鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂…
累計600万部突破。文字で書くとわずか数文字だが、出版、それも活字本が大きな苦境に立たされている現在に、それがどれほど成しがたいことであるか。そして、それを叶えたそのあとは、今後はなにをどのようにモチベーションとしてゆくか。 ブームを超えた社…
『江ノ島西浦写真館』(三上延/光文社) 写真とは、過去の真実を焼き付ける鏡であり、その過去の瞬間へといざなうタイムマシンでもある。古い写真を見返せば、さまざまな思い出が蘇ってくる。それは、決して楽しかった時の記憶ばかりではない。胸の奥に鋭い…
創刊40周年を迎える『本の雑誌』は、2015年5月12日(火)に発売される記念号の企画として、この40年間のベスト400冊を紹介。ノンジャンル、エンターテインメント、日本文学、翻訳文学、エッセイ、時代小説、国内ミステリー、海外ミステリー、SF、ノンフィク…
『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上延/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス) 太宰治の珍しい書き込みがあるという『晩年』の初版本。50年前のある出来事の謎を解く鍵はすべてそこにある――。 『ビブリア古書堂の事件手帖』の最新6巻が発売となった。TVドラ…
シリーズ累計で470万部という驚異の数字を弾きだし、コミカライズやテレビドラマ化と、その人気ぶりはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの『ビブリア古書堂の事件手帖』。その最新刊は初の長編とあって、物語にどっぷり浸れること必至。読み応えのあるボリュームは読…