「サイコパスな人間の心理」 とは?!ホラー作品のクリエイター 作家・貴志祐介×ゲームクリエイター・三上真司が語る エンタメで描く「恐怖」 【『ダ・ヴィンチ』10月6日発売 対談ロングバージョン】
圧倒的な力を持つ正体不明の敵に対峙する恐怖……。発売前から話題沸騰の新作ゲーム『サイコブレイク』。『バイオハザード』を生み出した三上真司がディレクターを務める、サバイバルホラー作品だ。発売を記念し、作家・貴志祐介と三上が対談した。貴志といえば、サイコパスを描き映画化もされた『悪の教典』ほか、数々のホラー小説で人気を博している。ホラー作品のクリエイターふたりは、このゲームで描かれる「恐怖」の世界をどう語るのか。 取材・文=門賀未央子写真=首藤幹夫
「恐怖×エンタメ」を熱く語った三上真司(右)と貴志祐介(左)。
かつて「できなかったこと」をやったのが、この『サイコブレイク』です(三上真司) 小説家として、この表現力はうらやましいです(貴志祐介) 貴志:先ほど、『サイコブレイク』をプレイさせてもらいましたが、ゲームというものの進化に驚きました。グラフィックスにしろ、表現にしろ、ここまで来ているのかと思わされましたね。 三上:結構グロテスクな場面も出てくるのですが、映像的に拒絶感を感じたりする場面はありましたか? 貴志:いや、私はなかったです。むしろ、もっ…