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三津田信三

職業・肩書き
作家
ふりがな
みつだ・しんぞう

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

奈良県出身。編集者を経て、2001年『ホラー作家の棲む家』(文庫タイトル『忌館 ホラー作家の棲む家』)で作家デビュー。本格ミステリーとホラーの両ジャンルで活躍。10年『水魑の如き沈むもの』で第10回「本格ミステリ大賞・小説部門」を受賞。刀城言耶シリーズや死相学探偵シリーズの他に『どこの家にも怖いものはいる』『誰かの家』など。16年『のぞきめ』が映画化された。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

2010年
『水魑の如き沈むもの』第10回本格ミステリ大賞 小説部門

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ミステリーの今を知るならこの8作。「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーン参加作品をマトリクスで紹介!

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 早いもので2021年も残りわずか。今年もミステリー小説界にはさまざまなニュースがあったが、中でも人気作家8名(五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと)の新刊を7月から10月にかけて連続刊行した講談社のキャンペーン「さあ、どんでん返しだ。」は忘れられないトピックのひとつだ。

イラスト:石江八

 ミステリーの大きな魅力である「どんでん返し」に的を絞った企画性と、参加作家8名の豪華な顔ぶれ、マンガ家・石江八が手がけたスタイリッシュなポスターなどの要素が相まって、ネット上にさまざまな話題を振りまいたことは記憶に新しい。今年はこのキャンペーンの新作を追い続けていた、というミステリーファンもいることだろう。

 そこで「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーンとして刊行された全8作を、マトリクスを用いながらあらためて紹介してみよう。どんでん返しという共通項はありながらも、8作それぞれテイストや狙いが異なっているので、「さあどん」参加作が気になっていたがまだ読んでいない、という方はぜひ参考にしてほしい。

 今回作成したマトリクス…

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幕切れの1行まで気が抜けない…! 恐怖のどんでん返しがさく裂するホラーミステリ『忌名の如き贄るもの』三津田信三さんインタビュー

幕切れの1行まで気が抜けない…! 恐怖のどんでん返しがさく裂するホラーミステリ『忌名の如き贄るもの』三津田信三さんインタビュー

 講談社が人気作家8人(五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと)の新作を相次いで刊行する「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーン。第2弾として、三津田信三さんの『忌名の如き贄るもの』(講談社)が登場です。奇妙な風習が伝わる山村で起こった殺人事件に、放浪の探偵・刀城言耶(とうじょうげんや)が挑むホラーミステリ。人気作「刀城言耶」シリーズ2年ぶりの新刊となる同作について、三津田さんにお話をうかがいました。

(取材・文=朝宮運河 写真=小柳津絵里)

――「刀城言耶」シリーズ待望の新作長編、『忌名の如き贄るもの』が刊行されました。昭和30年代、「忌名(いな)」という儀礼が伝わる山村・虫絰村(むしくびりむら)での殺人事件を描いたホラーミステリです。この風変わりな儀礼を出発点に、物語を構想されたのでしょうか?

三津田信三氏(以下:三津田):そう思われるのが普通でしょうが、実は違います。最初にあったのは、民俗学関係の文献を読んでいるときに思いついた犯人の動機でした。それをどう小説に生かすかを考えながら執筆していく中で、舞台設定…

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8人の小説家が仕掛ける、鮮烈なミステリー体験。「さあ、どんでん返しだ。」特別対談②(三津田信三×潮谷験編)

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イラスト:石江八

 五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと。8人の小説家による多彩なミステリー作品が連続刊行される講談社の「さあ、どんでん返しだ。」フェアでは、作家同士が互いの作品に抱いた印象や、自らの創作へのこだわりを語りあったインタビューを配信中。第2弾は『忌名の如き贄るもの』の著者・三津田信三さんと、『時空犯』を刊行した潮谷験さんのおふたり。「仕掛け番長」こと栗俣力也氏がMCを務める、対談の模様の一部をご紹介します。

もちろん、あの展開も最初から想定していたものではありません(笑)(三津田)

栗俣:前回の取材(五十嵐律人×三津田信三両氏の対談)をさせていただいた時にも驚きを隠せませんでしたが、あの三津田先生の作品の数々がプロットなしで執筆されてきたものだとは想像してもいませんでした。

三津田:はい、パソコンに向かって書きながら、いつも「本当に最後まで書けるのか?」と不安を覚えています。今回の新作も含めて、どうにか納得のいく結末へ物語を着地させられていますが、万一そういう風に筆が進まなくなれば、もう引退を考え…

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8人の小説家が仕掛ける、鮮烈なミステリー体験。「さあ、どんでん返しだ。」特別対談①(五十嵐律人×三津田信三編)

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イラスト:石江八

 五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと。8人の小説家による多彩なミステリー作品が連続刊行される講談社の「さあ、どんでん返しだ。」フェアでは、作家同士が互いの作品に抱いた印象や、自らの創作へのこだわりを語りあったインタビューを配信中。第1弾に登場するのは7月に『原因において自由な物語』を刊行した五十嵐律人さんと、『忌名の如き贄るもの』を刊行した三津田信三さんのおふたり。「仕掛け番長」こと栗俣力也氏がMCを務める、対談の模様の一部をご紹介します。

「最終的に書き終えられるのかとデビューからしばらくは不安になることばかりでした」(三津田)

栗俣:五十嵐先生はプロローグからしっかりと練りに練っている印象がありますが、三津田先生はどのように小説を書き始めているのでしょうか?

三津田:いやー、五十嵐先生は非常にしっかりされていますね。私の場合、物語の核・中心となるアイデアはもちろん書き始める前に固めていますが、ストーリーについては書きながら考えています。つまり、いわゆる“プロット”と呼ばれる小説・物語の構…

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