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「山崎ナオコーラ」のレビュー・書評

光源氏は10歳を相手にしたロリコンでマザコン。ジェンダー論的視点から『源氏物語』を読み直したドゥマゴ文学賞受賞作

光源氏は10歳を相手にしたロリコンでマザコン。ジェンダー論的視点から『源氏物語』を読み直したドゥマゴ文学賞受賞作

フェミニズムやジェンダー論的な視点から『源氏物語』を読み直したらどうなるか?山崎ナオコーラ氏の『ミライの源氏物語』(淡交社)は、そんな難題に挑戦した野心作である。山崎氏は、男女という概念に自分の性別が当てはまらない、いわゆるノンバイナリー…

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「ブスの敵は美人ではなく、ブスを蔑視する人だ」山崎ナオコーラが掲げる、容姿差別のない社会への希望

「ブスの敵は美人ではなく、ブスを蔑視する人だ」山崎ナオコーラが掲げる、容姿差別のない社会への希望

〈もしも、あなたが自信のない人だとして、その自信のなさはあなたが自分の頭で考えたことが由来ですか?〉。この一文に少しでも心当たりのある人は、ぜひとも『ブスの自信の持ち方』(山崎ナオコーラ/誠文堂新光社)を読んでほしい。 〈ブスの敵は美人では…

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【お出かけ情報としても】文豪たちのお墓まいりで次元を超えて対話!? 作家の墓参を覗いてみると

【お出かけ情報としても】文豪たちのお墓まいりで次元を超えて対話!? 作家の墓参を覗いてみると

現実世界から離れるために本を開く、そして本が好きになる…。この感覚がわかる方は多いのではないだろうか? 作家の山崎ナオコーラさんも、私の勝手な推測だが、同じように本を好きになった方ではないだろうかという気がする。その山崎さんが、現代に生きる…

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気付けば逞しくなってしまった元・女のコに捧ぐ、不器用女子の成長物語

気付けば逞しくなってしまった元・女のコに捧ぐ、不器用女子の成長物語

女も30を過ぎれば後悔を含んだ思い出くらい、誰だってひとつやふたつは持っている。目の前のぬくもりにふらりと甘えた夜、最後まで気持ちを伝えられずに終わった恋。永遠に続くと思っていたのに、些細なことでたやすく途切れた誰かとの関係。著者はそんな、…

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恋っていいなぁと再認識――19歳のみるめくんと39歳のユリちゃんの切ないラブ・ストーリー

恋っていいなぁと再認識――19歳のみるめくんと39歳のユリちゃんの切ないラブ・ストーリー

数年前、邦画をDVDでよく観ていた時期がありました。その時に観た作品の一つが「人のセックスを笑うな」。主演の永作博美さんが、美術の専門学校で講師をする39歳の女性ユリちゃんを演じているのですが、その魅力的なこと。ユリちゃんと19歳のみるめくん…

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