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似鳥鶏

似鳥鶏 写真=下林彩子
職業・肩書き
作家
ふりがな
にたどり・けい

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1981年、千葉県生まれ。2006年、『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、翌年同作でデビュー。同作に連なる「市立高校」シリーズで注目を集める。著作に『戦力外警察官』『一〇一教室』など。

「似鳥鶏」のおすすめ記事・レビュー

ミステリーの今を知るならこの8作。「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーン参加作品をマトリクスで紹介!

ミステリーの今を知るならこの8作。「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーン参加作品をマトリクスで紹介!

 早いもので2021年も残りわずか。今年もミステリー小説界にはさまざまなニュースがあったが、中でも人気作家8名(五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと)の新刊を7月から10月にかけて連続刊行した講談社のキャンペーン「さあ、どんでん返しだ。」は忘れられないトピックのひとつだ。

イラスト:石江八

 ミステリーの大きな魅力である「どんでん返し」に的を絞った企画性と、参加作家8名の豪華な顔ぶれ、マンガ家・石江八が手がけたスタイリッシュなポスターなどの要素が相まって、ネット上にさまざまな話題を振りまいたことは記憶に新しい。今年はこのキャンペーンの新作を追い続けていた、というミステリーファンもいることだろう。

 そこで「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーンとして刊行された全8作を、マトリクスを用いながらあらためて紹介してみよう。どんでん返しという共通項はありながらも、8作それぞれテイストや狙いが異なっているので、「さあどん」参加作が気になっていたがまだ読んでいない、という方はぜひ参考にしてほしい。

 今回作成したマトリクス…

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8人の小説家が仕掛ける、鮮烈なミステリー体験。「さあ、どんでん返しだ。」特別対談④(似鳥鶏×周木律編)

8人の小説家が仕掛ける、鮮烈なミステリー体験。「さあ、どんでん返しだ。」特別対談④(似鳥鶏×周木律編)

イラスト:石江八

 五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと。8人の小説家による多彩なミステリー作品が連続刊行される講談社の「さあ、どんでん返しだ。」フェアでは、作家同士が互いの作品に抱いた印象や、自らの創作へのこだわりを語りあったインタビューを配信中。第4弾は『推理大戦』似鳥鶏さん×『楽園のアダム』周木律さんが登場。「仕掛け番長」こと栗俣力也氏がMCを務めた、対談の模様の一部をお届けします。

『推理大戦』を読んでいるとまるで『刃牙』シリーズのよう。最強 VS 最強(周木)

周木:『推理大戦』を読んでいるとまるで『刃牙』シリーズのようですよね。最強 VS 最強。一体誰が勝つのかと、ワクワクが止まりませんでした。

似鳥:実は大きな影響を受けている作品として『喧嘩稼業』という漫画があります。この作品、『刃牙』シリーズに対するアンサーとして描かれたであろうと考えていて、そうした背景もあって『刃牙』シリーズを思い浮かべる方が多いのかもしれませんね。

栗俣:そんな世界最強の名探偵たちの実力を示すための各章ですが、すべて違う作…

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8人の小説家が仕掛ける、鮮烈なミステリー体験。「さあ、どんでん返しだ。」特別対談③(潮谷験×似鳥鶏編)

8人の小説家が仕掛ける、鮮烈なミステリー体験。「さあ、どんでん返しだ。」特別対談③(潮谷験×似鳥鶏編)

イラスト:石江八

 五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと。8人の小説家による多彩なミステリー作品が連続刊行される講談社の「さあ、どんでん返しだ。」フェアでは、作家同士が互いの作品に抱いた印象や、自らの創作へのこだわりを語りあったインタビューを配信中。第3弾に登場するのは『時空犯』の著者・潮谷験さんと、『推理大戦』の似鳥鶏さん。「仕掛け番長」こと栗俣力也氏がMCを務めた、対談の模様の一部をご紹介します。

"時間が巻き戻される世界に探偵がいたらどうなるか?"というのが本作品の出発点です」(潮谷)

栗俣:似鳥先生、潮谷先生へ何か質問はありますか?

似鳥:『時空犯』の「タイムリープ×ミステリー」という着想はどこから得たものなのでしょうか?

潮谷:"時間が巻き戻される世界に探偵がいたらどうなるか?"という企画が本作品の出発点です。実は、途中で登場する物語の鍵を握る人物・通称”あの人”の存在や、そもそものタイムリープのメカニズムもまったく決まっていない中、描きはじめました。

似鳥:そうなのですね。”あの人”あってこその重要な…

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元ネタは格闘マンガ! 「世界最強の探偵決定戦」が幕を開ける!? 名探偵だらけの超贅沢ミステリ『推理大戦』《似鳥鶏さんインタビュー》

元ネタは格闘マンガ! 「世界最強の探偵決定戦」が幕を開ける!? 名探偵だらけの超贅沢ミステリ『推理大戦』《似鳥鶏さんインタビュー》

 人気ミステリ作家8名(五十嵐律人、三津田信三、潮谷験、似鳥鶏、周木律、麻耶雄嵩、東川篤哉、真下みこと)の新作を連続刊行する講談社の「さあ、どんでん返しだ。」キャンペーン。第4弾として刊行されたのは、似鳥鶏さんの『推理大戦』(講談社)です。世界各国から集った超人的な名探偵4人が「聖遺物」を手に入れるため推理ゲームに参加する、という本格ミステリファン大興奮の一作。作者の似鳥さんにインタビューしました。

(取材・文=朝宮運河 写真=興村憲彦)

『推理大戦』(似鳥鶏/講談社)

――似鳥さんの新作『推理大戦』は、世界の名探偵4人が貴重な聖遺物をめぐって頭脳戦を繰り広げるという設定の長編です。この胸躍るようなアイデアは一体どこから?

似鳥鶏さん(以下、似鳥):木多康昭先生の『喧嘩稼業』というマンガをご存じですか? 最強の格闘家16人がトーナメントで戦って誰が最強かを決めるという格闘マンガです。私は作家の青崎有吾さんに教えてもらって、これはすごい、とはまったんです。作家というのはすぐに影響を受ける生き物なので、「これをミステリでできないか」と考えたんですよ。どんな…

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絵画にまつわる事件に巻き込まれていく――。今、注目の若手ミステリ作家が描く『彼女の色に届くまで』

絵画にまつわる事件に巻き込まれていく――。今、注目の若手ミステリ作家が描く『彼女の色に届くまで』

「美術館に行くと、日本人ってまず作者のプレートを見る傾向があるらしいんです。欧米の人からすると、“作品から観ればいいじゃないか”って、その行為が不思議に映るそうで。なぜプレートを先に見るのかというと、アートを“わかる人”になるためには知識が必要だと考えてしまうから。日本人って、真面目なんですよね(笑)。でもアートって、もっと自由に楽しむことのできるものだと思う」

似鳥 鶏 にたどり・けい●1981年、千葉県生まれ。2006年、第16回鮎川哲也賞佳作入選作『理由(わけ)あって冬に出る』でデビュー。同作から連なる「市立高校」シリーズで注目を集め、『戦力外捜査官』は14年にドラマ化。著書に『一〇一教室』『シャーロック・ホームズの十字架』など多数。  

 学生時代から美術館はもちろん、銀座、日本橋などに多く点在する画廊をぶらぶらはしごして回るほど、“アートが好物”。そんな似鳥さんが、デビュー10周年の記念すべき今年、第1弾として刊行した1冊は、アートの見方をガラリと変えてくれるかもしれない。 「絵を観てみたい、アートのこと知りたいけど、でも……と、その入口で…

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夏休みの空欄探し

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出版社
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発売日
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ISBN
9784591174197
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刑事王子

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出版社
実業之日本社
発売日
2024-02-29
ISBN
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そこにいるのに

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出版社
河出書房新社
発売日
2018-11-26
ISBN
9784309027463
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Jミステリー2022 FALL (光文社文庫 こ 1-26)

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作家
光文社文庫編集部
東野圭吾
新川帆立
大山誠一郎
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斜線堂有紀
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光文社文庫
発売日
2022-10-12
ISBN
9784334794392
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小説の小説

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作家
似鳥鶏
出版社
KADOKAWA
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推理大戦

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作家
似鳥鶏
出版社
講談社
発売日
2021-08-25
ISBN
9784065244562
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推理大戦 (講談社文庫)

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作家
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発売日
2023-11-15
ISBN
9784065328316
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