「◯◯」と3日間言い続けるだけ!勉強嫌いの息子をやる気にさせた、“室井佑月のホステスの経験”とは?
『息子ってやつは』(室井佑月/毎日新聞出版)
「親子で受験という名の面白いジェットコースターに乗った感じだ。もう一度乗りたいと思っても二度目はない」。フリーマガジン『5L』で好評連載中のエッセイをまとめた『息子ってやつは』(室井佑月/毎日新聞出版)は、息子の小3から高1までの8年間を、母と作家の両方の目で観察し続けた室井佑月氏ならではの目からうろこの受験奮闘記だ。
作家でありタレントとしても活躍する室井氏。「人生は博打」という信条で勝負してきたが、子どもが生まれてからは「人生は安心、安定、穏やか」が一番。「息子に関してはかなり心配性だ」という。
願うのは一人息子の将来の幸せ。「コネも資産もないあたしがしてやれるのは、勉強嫌いに勉強をさせ、ちょっと自慢できる学歴を作ること。武器はひとつでも作っておいた方がよい」と、中学受験に挑むことを決め、4年生からの塾通いが始まった。
さて、どうしたら勉強嫌いの息子をやる気にさせられるか? ズバリ「あんた勉強が好きだから」という言葉を繰り返し使うのがミソだ。地道に3日間言い続けてみると…。「さあ勉強すっかな。オ…