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柴田哲孝

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作家
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しばた・てつたか

「柴田哲孝」のおすすめ記事・レビュー

  • レビュー・書評

寒村で起こった奇怪な連続殺人、その正体は天狗? リアルと想像力がせめぎ合う、ハードボイルドの名作が復活

寒村で起こった奇怪な連続殺人、その正体は天狗? リアルと想像力がせめぎ合う、ハードボイルドの名作が復活

『TENGU』(柴田哲孝/双葉社)

 1974年秋、群馬県の寒村で発生した連続殺人事件。残忍な方法で村人たちを殺害したのは人か獣か、はたまた村で語り継がれる“天狗”なのか…。柴田哲孝『TENGU』(双葉社)は、およそ人間業とは思えない連続殺人事件を扱った、国産ハードボイルドの名作だ。

『TENGU』というタイトルからオカルト的・伝奇的なテイストを想像するかもしれないが、実際読んでみるとそうした要素は希薄。『下山事件 最後の証言』などの骨太なノンフィクション作品で知られる著者だけに、不気味な事件の経緯を当時の世相を絡めつつ、シリアスかつハードに描ききっている。

 主人公・道平慶一は中央通信のベテラン記者。ある日、彼は旧知の元警察官・大貫から久しぶりに連絡を受ける。群馬県警の鑑識課員だった大貫は、「あの事件」がいまだに気にかかっていること、残りの人生で事件を洗い直そうと思っていることを慶一に告げる。

「あの事件」とは26年前、鹿又村という山村に住む一家が撲殺されたのを皮切りに、村の住人たちが相次いで殺害された連続殺人事件のことだ。県警が総力をあげて捜査にあた…

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駆ける馬たちがあんなに一生懸命なのは…

駆ける馬たちがあんなに一生懸命なのは…

競馬、と聞いて、競馬?何それ何のことですか?…という人は、ほんどいないと思います。勝馬投票権は買ったことがないという人は、おられるかも、ですが。昨今では一般紙にもレースの結果が掲載されていますし、テレビのニュース番組でも他のスポーツなどと一緒に取り上げられてもいます。競走馬の名前がわからなくても、騎乗している騎手の名前がわからなくても、何という名前のレースなのかわからなくても、テレビの画面にしばし映し出される、一心不乱にゴールを目指して駆ける馬たちの姿に思わず見入ってしまったことのある、のは、私だけではないハズです。

本書は、一時代を築いた、いや走り抜いた競走馬たちと、彼らを「伝説」「名馬」と言わしめた人々の物語です。そう、競走馬は勝手に競走馬になるわけではないのですよね。馬を育てる人がいるのです。レースでも馬と騎手とが共に戦う。競馬は馬のみで成り立っているのでは有らず、なのです。競馬の語り部として長年雑誌等で連載を持つ著者・柴田哲孝さんが、それをしみじみと教えてくれました。主に、馬の世話をする厩務員さんと馬と共に戦う騎手さん、そのお仕事の微細を…

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「柴田哲孝」の本・小説

ミッドナイト

ミッドナイト

作家
柴田哲孝
出版社
双葉社
発売日
2020-12-16
ISBN
9784575243581
作品情報を見る
幕末紀

幕末紀

作家
柴田哲孝
出版社
角川春樹事務所
発売日
2021-05-14
ISBN
9784758413787
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リベンジ (双葉文庫)

リベンジ (双葉文庫)

作家
柴田哲孝
出版社
双葉社
発売日
2020-11-11
ISBN
9784575524154
作品情報を見る
下山事件―最後の証言

下山事件―最後の証言

作家
柴田哲孝
出版社
祥伝社
発売日
2005-07-01
ISBN
9784396632526
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RYU (祥伝社文庫)

RYU (祥伝社文庫)

作家
柴田哲孝
出版社
祥伝社
発売日
2020-04-15
ISBN
9784396346171
作品情報を見る
渇いた夏 (祥伝社文庫)

渇いた夏 (祥伝社文庫)

作家
柴田哲孝
出版社
祥伝社
発売日
2010-07-23
ISBN
9784396335939
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Dの遺言 (祥伝社文庫)

Dの遺言 (祥伝社文庫)

作家
柴田哲孝
出版社
祥伝社
発売日
2019-11-13
ISBN
9784396345846
作品情報を見る
サンデーサイレンスの奇跡

サンデーサイレンスの奇跡

作家
柴田哲孝
出版社
ベストセラーズ
発売日
2008-06-14
ISBN
9784584130841
作品情報を見る

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