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住野よる

住野よる 写真:川口宗道
職業・肩書き
作家
ふりがな
すみの・よる

プロフィール

最終更新 : 2019-11-20

高校時代より執筆活動を開始。小説投稿サイト「小説家になろう」にアップした『君の膵臓をたべたい』(初出時は『君の膵臓を食べたい』)が編集者の目にとまり、2015年6月に同作で作家デビュー。第2作『また、同じ夢を見ていた』、第3作『よるのばけもの』、第4作『か「」く「」し「」ご「」と「』、第5作『青くて痛くて脆い』もベストセラーに。

「住野よる」のおすすめ記事・レビュー

人と違っていたとしても、自分のペースで生きてみよう。『麦本三歩の好きなもの 第一集』/佐藤日向の#砂糖図書館⑰

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5月に入ったあたりから自分にエンジンをかけるのにとても時間がかかってしまい、常に間に合うか間に合わないかのギリギリのラインで、物事を進めてしまう。

頭ではやらなくては、と理解しているのだが、最初の一歩がなかなか踏み出せないのだ。そして、やらなくてはならない事が山積みな時に限って、部屋の掃除を始めてみたり、見つけた本を読んでしまう現象が起こる。きっとそれは心が疲れていたり、元気が足りないからだと私は思う。

今回紹介する住野よるさんの『麦本三歩の好きなもの 第一集』は、心に栄養が欲しい時にぴったりの作品だ。

本作は、大学の図書館員として働く主人公・麦本三歩の、何でもない、でも愉快な日常生活について、三歩が好きなものを詰め込んで描いた12編の連作短編集となっている。

"住野よる"さんという名前を聞いて、多くの人にとって最初に思い浮かぶ作品は、きっと『君の膵臓をたべたい』だろう。高校生の頃に読んだ『君の膵臓をたべたい』が印象に残っていたので、住野さんのお名前を見つけ、本作を手に取ってみたのだが、読了後の陽だまりに当たっているような感覚が今までに無い感覚で、心地…

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凪良ゆう、森見登美彦の話題作がランクイン! 「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」をhontoが発表!

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 ハイブリッド型総合書店「honto」が、「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」を発表。2020年に話題となった注目作が名を連ねる結果となった。

 hontoは、大日本印刷株式会社(DNP)をはじめ株式会社丸善ジュンク堂書店や株式会社文教堂、株式会社トゥ・ディファクトが共同で運営するサービス。今回のランキングは同サービスの実施店である丸善、ジュンク堂書店、文教堂と、hontoサイトで購入された書籍・電子書籍の販売データをもとに集計された。

『流浪の月』(凪良ゆう/東京創元社)

 第1位に輝いたのは、作家・凪良ゆうさんの2020年本屋大賞受賞作『流浪の月』(東京創元社)。凪良ゆうさんといえば“ボーイズラブ(BL)小説”の人気作家でありながら、BLの枠にとどまらず活躍することで知られている。ちなみに彼女の作品は、『滅びの前のシャングリラ』(中央公論新社)や『わたしの美しい庭』(ポプラ社)も6位以下にランクインしていた。

『四畳半タイムマシンブルース』(著:森見登美彦、企画・原案:上田誠/KADOKAWA)

 続いて第2位に輝いたのは、真夏の四畳半ア…

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『キミスイ』作者・住野よるが描くテーマは「かくしごと」。気になるタイトルの意味は?

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本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。 《以下のレビューは単行本刊行時(2017年3月)の紹介です》

『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮社)  2015年発売のデビュー作『君の膵臓をたべたい』が75万部を超える大ヒットを記録し、この夏映画化も決定している住野よるさんの最新作『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮社)が発売された。

 本作のテーマは「かくしごと」だ。

 人は誰しも、大きなことから、小さなことまで「かくしごと」を持っている。本作はそんな「かくしごと」を中心に“ちょっとだけ特別な力”を持った高校生〈京くん〉〈ミッキー〉〈パラ〉〈ヅカ〉〈エル〉の5人が代わる代わる主人公として登場し展開する連作短編だ。

 タイトルが印象的な本作は、章タイトルも変わっている。

 京くんが主人公の章は「か、く。し!ご?と」、ミッキーは「か/く\し=ご*と」、パラは「か1く2し3ご4と」、ヅカは「…

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会話の一部に入るノイズ…目と爪以外、体が見えない少女の謎/住野よる『この気持ちもいつか忘れる』⑤

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平凡な日常に退屈し、周囲や家族とも適度な距離をとって生きるカヤ。16歳になった直後、深夜の人気のないバス停で、爪と目しか見えない少女と出会う。日常に訪れた「特別」に喜び、真夜中の邂逅を重ねるうち、カヤたちはあることに気づき――。 『君の膵臓をたべたい』の著者・住野よる氏の新作『この気持ちもいつか忘れる』(新潮社)は、氏が敬愛するバンド・THE BACK HORNと、構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程を共有し執筆したという作品。 「小説家×ミュージシャン」という史上初のコラボ作品を、全5回で試し読み配信。

『この気持ちもいつか忘れる』(住野よる/新潮社)

「まさか、あなたにも私の声が届くなんて」  相手は、どうして目と爪だけが見えているのかなどの説明をしてくれることもなく、そう呟(つぶや)いた。意味を考える。 「こっちの声は、そっちに届いてた……?」 「うん」  目だという光が、上下に揺れる。また、頷いたのか。 「昨日までは、あなたの声しか聞こえなかった。私が何を言っても、あなたが××することはなかった」 「え?」  言葉の途中が聞き取れなかっ…

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目と爪しか見えない少女と会話が成立する驚き――何かがやってくることを待っていた/住野よる『この気持ちもいつか忘れる』④

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平凡な日常に退屈し、周囲や家族とも適度な距離をとって生きるカヤ。16歳になった直後、深夜の人気のないバス停で、爪と目しか見えない少女と出会う。日常に訪れた「特別」に喜び、真夜中の邂逅を重ねるうち、カヤたちはあることに気づき――。 『君の膵臓をたべたい』の著者・住野よる氏の新作『この気持ちもいつか忘れる』(新潮社)は、氏が敬愛するバンド・THE BACK HORNと、構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程を共有し執筆したという作品。 「小説家×ミュージシャン」という史上初のコラボ作品を、全5回で試し読み配信。

『この気持ちもいつか忘れる』(住野よる/新潮社)

 恐れ、悩んでいて、しかし結論はふいに出た。  馬鹿か。  自分はなんて間抜けなんだ。  悩むようなことじゃない。  やるべきことは一つしかない。  毎日、自分が何を考えていたのかに思い至る。  待っていたはずだ。  毎晩毎晩、こんな寂れたバス停に来ては、何かがやってくることを、つまらない自分に反吐(へど)が出ながら、待っていたんだ。  それが予告もなく突然起こった。それだけ。  せめて、何が…

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誰もいないはずのバス停で、ハスキーな女性の声が…/住野よる『この気持ちもいつか忘れる』③

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平凡な日常に退屈し、周囲や家族とも適度な距離をとって生きるカヤ。16歳になった直後、深夜の人気のないバス停で、爪と目しか見えない少女と出会う。日常に訪れた「特別」に喜び、真夜中の邂逅を重ねるうち、カヤたちはあることに気づき――。 『君の膵臓をたべたい』の著者・住野よる氏の新作『この気持ちもいつか忘れる』(新潮社)は、氏が敬愛するバンド・THE BACK HORNと、構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程を共有し執筆したという作品。 「小説家×ミュージシャン」という史上初のコラボ作品を、全5回で試し読み配信。

『この気持ちもいつか忘れる』(住野よる/新潮社)

「ああ、見つからないように」  気のない返事を無視して、玄関でスニーカーを履き、外に出ると流石(さすが)に肌寒い。でも、少し前までもっと着こまなければ夜出られなかったことを考えると心地がいい方だ。  俺は夕方走ったのと同じ方向にもう一度、一歩を踏み出す。家族は俺が毎晩、見通しの良い場所を走るとでも想像しているようだが、違う。部屋にいると、あらぬ心配と意識を向けられると分かってからずっと、俺は家…

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誕生日前夜、自室にこもる代わりに外出する。家族にあらぬ心配を向けられないように…/住野よる『この気持ちもいつか忘れる』②

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平凡な日常に退屈し、周囲や家族とも適度な距離をとって生きるカヤ。16歳になった直後、深夜の人気のないバス停で、爪と目しか見えない少女と出会う。日常に訪れた「特別」に喜び、真夜中の邂逅を重ねるうち、カヤたちはあることに気づき――。 『君の膵臓をたべたい』の著者・住野よる氏の新作『この気持ちもいつか忘れる』(新潮社)は、氏が敬愛するバンド・THE BACK HORNと、構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程を共有し執筆したという作品。 「小説家×ミュージシャン」という史上初のコラボ作品を、全5回で試し読み配信。

『この気持ちもいつか忘れる』(住野よる/新潮社)

「あー香弥(かや)、おかえり」  家に帰ると、母がちょうど出かけようとしていた。喪服を着ている。 「ただいま」 「間に合ってよかった。お母さん、出かけてくるから。香弥は会ったことないけど、おじいちゃんの妹が亡くなってお通夜に行ってくるの。お兄ちゃんにも伝えといてくれる?」 「分かった」 「帰るの遅くなるけど、夕飯冷蔵庫にあるからチンして食べといて。あとおやつも」 「うん」 「誕生日までには帰っ…

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誰か俺の気持ちごと連れ去ってくれ、こんな意味ねえ場所から。/住野よる『この気持ちもいつか忘れる』①

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平凡な日常に退屈し、周囲や家族とも適度な距離をとって生きるカヤ。16歳になった直後、深夜の人気のないバス停で、爪と目しか見えない少女と出会う。日常に訪れた「特別」に喜び、真夜中の邂逅を重ねるうち、カヤたちはあることに気づき――。 『君の膵臓をたべたい』の著者・住野よる氏の新作『この気持ちもいつか忘れる』(新潮社)は、氏が敬愛するバンド・THE BACK HORNと、構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程を共有し執筆したという作品。 「小説家×ミュージシャン」という史上初のコラボ作品を、全5回で試し読み配信。

『この気持ちもいつか忘れる』(住野よる/新潮社)

本編

 どうやらこの生涯っていうのは、くそつまんねえものだ。大人達がこぞって、十代の頃が一番楽しかったと言うのがその証拠だ。この何もない毎日のことを賛美して羨(うらや)ましがるなんて、俺が今いるこの場所から浮き上がることがもうないだなんて。  この危機感を周りの奴らも同じように抱いているものだとばかり思っていた。でもそうじゃなかった。奴らはそれぞれに、何かしらで無理矢理自分を納得させることが出来…

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麦本三歩の好きなもの 第二集

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作家
住野よる
出版社
幻冬舎
発売日
2021-02-25
ISBN
9784344037564
作品情報を見る
この気持ちもいつか忘れる

この気持ちもいつか忘れる

作家
住野よる
出版社
新潮社
発売日
2020-10-19
ISBN
9784103508335
作品情報を見る

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