読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

「小松左京」のレビュー・書評

細菌兵器で世界がパニックに…。パンデミックの恐怖を描く『復活の日』

細菌兵器で世界がパニックに…。パンデミックの恐怖を描く『復活の日』

『復活の日(角川文庫) 』(小松左京/KADOKAWA)  世界は今、大混乱の最中にいる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、ほんの数カ月前まで当たり前だった日常は遠くなった。収束がまったく見えない未曽有の恐怖に人々が震えている。  そんな状況の中、話題になっているのが『復活の日』(小松左京/KADOKAWA)。本作は1964年に書き下ろされたSF小説だ。 人類を滅亡させる細菌兵器「MM-88」  すべては、イギリス陸軍…

もっと見る

「小松左京×さいとうたかを」による、日本列島震撼の緊迫サイエンスフィクション

「小松左京×さいとうたかを」による、日本列島震撼の緊迫サイエンスフィクション

ご存知、日本を代表するSF作家・小松左京の最高ベストセラー作品『日本沈没』。 頻発する地震、誘発される噴火、そして推測される列島全体を巻き込む地殻変動と、日本沈没。非常にショッキングでセンセーショナルなこの作品は、1973年に刊行されてから徐々に評価を得て、小松左京のベストセラー作家としての地位を揺るぎないものにしました。 今回ご紹介するタイトルは、この『日本沈没』を、劇画『ゴルゴ13』で有名なさいとう・たかをがコミック化したもの。シリアスな作品が、より迫力あ…

もっと見る

70年代の日本に社会現象まで巻き起こしたパニック&ディザスターの古典的傑作

70年代の日本に社会現象まで巻き起こしたパニック&ディザスターの古典的傑作

2011年7月26日、日本SF小説界を代表する作家・小松左京が逝去されました。 東北地方太平洋沖地震発生の年の鬼籍入りは、なにやら暗示めいた偶然の一致を感じさせずにおきません。いうまでもなく小松には、日本中をパニックめいた社会現象に陥れたディザスター小説の古典、この「日本沈没」があるからです。  60年代なかばに書き始められ、73年に刊行されたこの作品を迎えたのは、ある程度の目標を達成して一段落した高度成長化社会でしたが、日本全体が海の底へ沈んでしまうという…

もっと見る