小雪、映画でダメ亭主を支える
「私の胃袋はかなり、り香さん仕込みです(笑)」 そう語るのは、ほっこりとした幸せを連れてくる映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』(2012年1月21日より全国東宝系ロードショー)で小説家・茶川竜之介の妻、ヒロミを演じる小雪さん。
彼女のお気に入りの一冊は、CMの撮影で一緒になって「波長の合う方だなぁ」という第一印象を持った人気料理家・行正り香さんの初エッセイ『やさしさグルグル』(文化出版局)だ。
「お家に遊びに行ったり、料理やキッチンの整頓法などを教えてもらったりと、仲良くしていただいていて。この本は彼女の生き方、考え方の集大成。物事をシンプルにとらえ、自分が幸せだなって思うことをうまく言葉にできる、り香さんが、そのまんま出ている一冊です。やさしくて、あったかくて、お風呂場や枕元など、自分がひとりになれる空間にいつも置いておきたい」 暮らし、映画・本、仕事、家族……と、語られていることは本当に身近なこと。 2人の子どもの母として、キャリアウーマンとして、目まぐるしくも楽しい日常の中から、ふと取り出された気付きや感動は、いつもの…