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小川糸

職業・肩書き
作家
ふりがな
おがわ・いと

プロフィール

最終更新 : 2019-11-18

1973年、山形県山形市生まれ。小説家。2004年に、音楽制作チーム「Fairlife」に作詞家として春嵐の名義で参加。2007年発売の『ちょうちょ』(講談社)にて詩を担当。2008年発売の『食堂かたつむり』(ポプラ社)で小説家デビュー。同年、TBSテレビ「王様のブランチ」にて「第7回輝く!ブランチBOOK大賞」の新人賞を受賞。同作は累計82万部を超え、2010年に映画化と漫画化がされた。同年、小説に出てくるメニューのレシピ本『食堂かたつむりの料理』(ポプラ社)が発売。『食堂かたつむり』は、2011年にイタリアの「バンカレッラ賞」、2013年にフランスの「ウジェニー・ブラジエ賞」を受賞。スペインやイギリス、フランス、イタリア、韓国、中国などでの海外出版も多数。

2010年に、日記エッセイ『ペンギンと暮らす』(幻冬舎)『ペンギンの台所』(幻冬舎)『ペンギンと青空スキップ』(幻冬舎)が発売。2014年発売の『こんな夜は』(幻冬舎)や2017年発売の『犬とペンギンと私』(幻冬舎)など、エッセイ作品も多数。2010年発売の『つるかめ助産院』(集英社)は、2012年にNHKのドラマ10にて「つるかめ助産院~南の島から~」としてドラマ化。同年、漫画化された。2016年発売の『ツバキ文具店』(幻冬舎)は、2017年の「第14回 本屋大賞」に第4位でノミネート。2017年に、NHKのドラマ10にて「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」としてドラマ化された。同年、続編となる『キラキラ共和国』(幻冬舎)も発売され、2018年の「第15回 本屋大賞」に第10位でノミネート。

ほかに『喋々喃々』(ポプラ社)、『ファミリーツリー』(ポプラ社)、『まどれーぬちゃんとまほうのおかし』(小学館 絵:荒井良二)、『ようこそ、ちきゅう食堂へ』(幻冬舎)、『あつあつを召し上がれ』(新潮社)、『私の夢は』(幻冬舎)、『さようなら、私』(幻冬舎)、『リボン』(ポプラ社)、『つばさのおくりもの』(ポプラ社)、『海へ、山へ、森へ、町へ』(幻冬舎)、『にじいろガーデン』(集英社)、『サーカスの夜に』(新潮社)、『たそがれビール』(幻冬舎)、『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヶ条』(講談社)、『ミ・ト・ン』(白泉社 画:平澤まりこ)、『卵を買いに』(幻冬舎)、『ツバキ文具店の鎌倉案内』(幻冬舎)、『針と糸』(毎日新聞出版)など著作多数。著者のホームページ「糸通信」にてブログなどを執筆。

「小川糸」のおすすめ記事・レビュー

ベストセラー作家・小川糸の“おいしい”エッセイ。春の山菜料理に秋のおやつ…四季を味わうレシピをあたたかな文体で追体験

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『糸暦 いとごよみ』(小川糸/白泉社)

 作家の小川糸氏が12カ月の暮らしぶりを綴ったエッセイ『糸暦 いとごよみ』(白泉社)が、2023年4月3日に発売された。山菜料理にりんごケーキ、栗ごはんに手作り石けん、湯治――。おいしくて心も豊かになる暮らしの知恵が満載の一冊に、感銘を受ける読者が続々増えている。

 小川氏は『ツバキ文具店』や『ライオンのおやつ』など、数々の話題作を生み出してきた人気作家。デビュー作にして代表作でもある『食堂かたつむり』は、2010年に柴咲コウ主演で映画化されたベストセラーで、イタリアやフランスの文学賞も受賞した。

 また小説だけでなく、『たそがれビール』や『針と糸』などのエッセイや、日々の暮らしに密着した『これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条』や『育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ-日々の習慣と愛用品-』といった本も話題に。

 今回発売された『糸暦 いとごよみ』は、そんな著者が等身大に綴った歳時記エッセイだ。春の山菜料理、秋のごはんに猛暑の夏を乗り越える麻の着物…。自分流の楽しみ方で四季を過ごしていく様子を、あたたかな文体で…

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気になる大賞はどの作品に!?「2020年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

気になる大賞はどの作品に!?「2020年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

2020年1月21日(火)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2020年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。大賞の発表は、4月7日(火)。

 今年の「2020年本屋大賞」は全国の477書店、書店員586人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品だ。

 

■2020年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『線は、僕を描く』(砥上裕將/講談社)▶【レビュー全文はこちら】

『店長がバカすぎて』(早見和真/角川春樹事務所)▶【レビュー全文はこちら】

『夏物語』(川上未映子/文藝春秋)▶【レビュー全文はこちら】

『熱源』(川越宗一/文藝春秋)▶【レビュー全文はこちら】

『ノースライト』(横山秀夫/新潮社)▶【レビュー全文はこちら】

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』(青柳碧人/双葉社)▶【レビュー全文はこちら】

『ムゲンのi』(知念実希人/双葉社)▶【レビュー全文はこちら】

『medium霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼/講談社)▶【レビュー全文はこちら】

『ライオンのおやつ』(小川糸/ポプラ社)▶【インタビューはこち…

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享年33歳の主人公が教えてくれる、かけがえのない日々の過ごし方『ライオンのおやつ』小川糸インタビュー

享年33歳の主人公が教えてくれる、かけがえのない日々の過ごし方『ライオンのおやつ』小川糸インタビュー

 NHK BSプレミアムで放送されたドラマ『ライオンのおやつ』。余命を告げられた33歳の主人公・海野雫を土村芳さんが演じ、ホスピス「ライオンの家」での最後の人生が描かれていく。本作は、2019年に発売された小川糸さんの同名小説が原作で、2020年本屋大賞で第2位を受賞した人気作だ。あらためて小川糸さんのインタビューを振り返りたい。

 もしも自分に癌が見つかり、余命宣告されたらどうするだろう? 癌と闘っている人の話を聞くたびに、そんな思いが頭をよぎることはないだろうか。小川さんにとっても「死」は大きなテーマで、今までの作品でも描かれてきた。「いつか、死そのものについて書きたい」と、ずっと温め続けてきた思いを形にした『ライオンのおやつ』は、小川さんの母親が癌を患ったことがきっかけで生まれた作品だ。

「母に癌が見つかったとき、電話で『死ぬのが怖い』と訴えられたのですが、わたし自身は自分の死に対して恐怖を感じたことがなかったので驚いて、『人は誰でも死ぬんだよ』と言いました。ただ、一般的には母のように、自らの死に対して恐怖を抱いている人のほうが多いので、死ぬの…

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「一度からまった糸って、なかなかほどけないものね…」母×娘の確執物語

「一度からまった糸って、なかなかほどけないものね…」母×娘の確執物語

『食堂かたつむり(ポプラ文庫)』(小川 糸/ポプラ社)

 親子の形は、一体どこで歪みが生じてしまうのだろう。親子が理解し合うことの難しさを巧みに描いている『食堂かたつむり(ポプラ文庫)』(小川 糸/ポプラ社)はそんな想いを抱かせる。親子が理解し合うことの難しさを巧みに描いた作品だ。

 物語の主人公である倫子は、同棲していたインド人の恋人に家の物をほぼ持ち去られてしまい、故郷へ帰ることに。しかし、母親・ルリコとの確執を抱えていた倫子にとって、実家に戻るということは心苦しいものだった。倫子の実家は村の人たちから、“ルリコ御殿”と呼ばれている。愛人の所有地に建てられた母屋や母親が経営するスナック、物置小屋などは目立つところにだけお金がかけられた、はりぼての城だ。久しぶりにこうした光景を目の当たりにした倫子は嫌悪感を覚えるが、物置小屋を借りて、食堂を営むことを思い付く。そして、倫子は食を通して、村の人たちの温かさや命の大切さを実感していくのだ。

 本書のおもしろさは、ほっこりとした物語の裏に母親と娘の確執が隠されているところにある。

私はほとんどの人や生き物…

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「2018年本屋大賞」決定! 大賞は辻村深月『かがみの孤城』 10位まで発表!

「2018年本屋大賞」決定! 大賞は辻村深月『かがみの孤城』 10位まで発表!

 全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞 2018」の受賞作が決定した。

 ノミネート作品10作品の中から大賞に選ばれたのは、辻村深月氏の『かがみの孤城』(ポプラ社)。  翻訳小説部門では『カラヴァル 深紅色の少女』(ステファニー・ガーバー:著、西本かおる:訳/キノブックス)が選ばれた。 ●2018年本屋大賞大賞受賞作 『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)

⇒辻村さんインタビューはこちら ⇒作品レビューを読む

●2位 『盤上の向日葵』(柚月裕子/中央公論新社)

⇒柚月裕子さん×ひふみんトークイベントはこちら

●3位 『屍人荘の殺人』(今村昌弘/東京創元社)

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●4位 『たゆたえども沈まず』(原田マハ/幻冬舎)

●5位 『AX アックス』(伊坂幸太郎/KADOKAWA)

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●6位 『騙し絵の牙』(塩田武士/KADOKAWA)

⇒関連ニュースはこちら

●7位 『星の子』(今村夏子/朝日新聞出版)

●8位 『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日本社)

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●9位 『百貨の魔法』(村山早紀/ポ…

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「小川糸」の本・小説

なんちゃってホットサンド (幻冬舎文庫 お 34-22)

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作家
小川糸
出版社
幻冬舎
発売日
2024-02-08
ISBN
9784344433588
作品情報を見る
さようなら、私[新装版] (幻冬舎文庫 お 34-21)

さようなら、私[新装版] (幻冬舎文庫 お 34-21)

作家
小川糸
出版社
幻冬舎
発売日
2023-11-09
ISBN
9784344433281
作品情報を見る
ゆれるマナー (単行本)

ゆれるマナー (単行本)

作家
青山七恵
戌井昭人
小川糸
温又柔
恩田 侑布子
出版社
中央公論新社
発売日
2024-03-18
ISBN
9784120057663
作品情報を見る
椿ノ恋文

椿ノ恋文

作家
小川糸
出版社
幻冬舎
発売日
2023-11-01
ISBN
9784344041929
作品情報を見る
真夜中の栗 (幻冬舎文庫)

真夜中の栗 (幻冬舎文庫)

作家
小川糸
出版社
幻冬舎
発売日
2022-02-10
ISBN
9784344431621
作品情報を見る
糸暦 いとごよみ (MOE BOOKS)

糸暦 いとごよみ (MOE BOOKS)

作家
小川糸
出版社
白泉社
発売日
2023-04-03
ISBN
9784592733133
作品情報を見る
とわの庭

とわの庭

作家
小川糸
出版社
新潮社
発売日
2020-10-29
ISBN
9784103311935
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グリーンピースの秘密 (幻冬舎文庫)

グリーンピースの秘密 (幻冬舎文庫)

作家
小川糸
出版社
幻冬舎
発売日
2021-02-04
ISBN
9784344430563
作品情報を見る

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