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「小野寺史宜」のレビュー・書評

「自分がいやな人間だってわかってる」泉ちゃん。でも、中学の友達、バイト先の店長、元カレ…彼らにとっては特別だった。小野寺史宣が人の愛おしさを描く最新作

「自分がいやな人間だってわかってる」泉ちゃん。でも、中学の友達、バイト先の店長、元カレ…彼らにとっては特別だった。小野寺史宣が人の愛おしさを描く最新作

“普通”って、なんて愛おしいのだろう。小野寺史宣さんの最新作『みつばの泉ちゃん』(ポプラ社)は、片岡泉というひとりの少女が小学生から大人になるまで、彼女がかかわった人たちの視点で描かれていく物語だ。人並みにいい子で、人並みにめんどくさくて、…

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「こんなにざわざわする小説は久しぶり」湾岸のマンションに住む4人の人々の、脆さと弱さを描き出す群像劇

「こんなにざわざわする小説は久しぶり」湾岸のマンションに住む4人の人々の、脆さと弱さを描き出す群像劇

こんなにも、心がざわざわさせられる小説を、久しぶりに読んだ。本屋大賞2位に選ばれた『ひと』をはじめ、これまで「泣ける」「心あたたまる」などの感想を寄せられることが多かった、作家・小野寺史宜さん。最新作『レジデンス』(KADOKAWA)の読み心地は、…

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大人気シリーズ待望の第7弾『みつばの郵便屋さん あなたを祝う人』に反響続出「心がほっこりします」

大人気シリーズ待望の第7弾『みつばの郵便屋さん あなたを祝う人』に反響続出「心がほっこりします」

『裏へ走り蹴り込め』『ROCKER』『ひと』などでお馴染みの小説家・小野寺史宜氏の大人気シリーズ「みつばの郵便屋さん」の最新刊がついに登場。2022年6月2日(木)に発売された『みつばの郵便屋さん あなたを祝う人』に、早くも読者から「シリーズ続編! 待…

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夫の死をきっかけに妻が始めた「子ども食堂」。そこに集まる人々の事情とは? 泣けると評判の小説『とにもかくにもごはん』

夫の死をきっかけに妻が始めた「子ども食堂」。そこに集まる人々の事情とは? 泣けると評判の小説『とにもかくにもごはん』

何よりも大事なのは、子ども。子どもの一日はわたしたちの一日とはちがうし、子どもの一食はわたしたちの一食とはちがう。それら一日や一食がすべて未来へと続く。 2019年、『ひと』(祥伝社)が本屋大賞にもノミネートされた小野寺史宜氏の最新刊『とにもか…

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カバーイラストを一新! ほっこりする表紙が目印の文庫版『ライフ』に「生きることを肯定してくれる」と大反響

カバーイラストを一新! ほっこりする表紙が目印の文庫版『ライフ』に「生きることを肯定してくれる」と大反響

青年が新たな一歩を踏み出すまでの軌跡を描いた青春小説『ライフ』の文庫版が、2021年7月6日(火)に発売された。文庫版の発売をキッカケに作品に触れた読者からは、「没入感がすごくて蒸し暑さも忘れてしまいます」「淡い人間関係、なんでか共感してしまう…

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最愛の妻の元カレが我が家にやってきて…!? 本屋大賞2位の『ひと』や『まち』で人気の小野寺史宜が織りなす初の短編集『今日も町の隅で』

最愛の妻の元カレが我が家にやってきて…!? 本屋大賞2位の『ひと』や『まち』で人気の小野寺史宜が織りなす初の短編集『今日も町の隅で』

小野寺史宜さんの書く小説はすべて、同じ地平で繋がっている。出てくる土地の名前が単に共通しているから、ではない。同じ電車に乗り合わせた名前も知らない人々は、自分とかかわりのない場所であたりまえに日常を紡ぎ、無数の人生を描いている。誰しも一度…

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風俗で指名した相手がまさかの…!? 本屋大賞2位で話題の小野寺史宜による“全力で後ろ向き”な青春小説『ナオタの星』

風俗で指名した相手がまさかの…!? 本屋大賞2位で話題の小野寺史宜による“全力で後ろ向き”な青春小説『ナオタの星』

「ひとってそんなに成長しないでしょ」と、作家・小野寺史宜さんは言う。「だいたいの人間はそうだろうから、全力で後ろ向きで走る小説があってもいいんじゃないかな」と。このたび文庫化された『ナオタの星(ポプラ文庫)』(ポプラ社)はまさしく、“全力で…

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