「心配性」はデメリットではなく才能。ちょっとしたコツで心強い武器になる
日本人には“心配性”が多いって本当?
「心配性な自分が嫌だ」「楽天家になりたい」と思っている人は少なくないかもしれません。もともと、日本人は心配性の人が多いと言われています。「空気を読む」という文化の中で、無言のうちに過度な協調性を求められてきた結果、私たちには他人の表情を深読みする癖が沁みついています。そのせいで他人の一挙一動が気になって、「この人は不快になっていないか?」「自分のしたことに失礼はなかったか?」とさまざまなことが心配になってしまいますよね。
遺伝子的に見ても、日本人には心配性の人が多いことがわかっています。「セロトニン」という人の気分を大きく左右する神経伝達物質があり、これが不足すると不安を感じやすくなるのですが、セロトニンの量を調節する「セロトニントランスポーター」の働きが弱いタイプの遺伝子を持っている人が多く、不安を強く感じやすい傾向があるのです。さらに、長く続く不景気も、日本人の心配性にさらなる拍車をかけているようです。 「心配性」はデメリットではなく“才能”です
しかし、「心配性」であることは、本当に人よ…