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上白石萌音

上白石萌音 写真:干川修
職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
かみしらいし・もね

プロフィール

最終更新 : 2021-10-29

1998年、鹿児島県生まれ。2011年、「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞し、同年にNHK大河ドラマ『江-姫たちの戦国-』で女優デビュー。14年、映画『舞妓はレディ』で主演に抜擢、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。『ちはやふる 上の句/下の句』『溺れるナイフ』などの話題作に出演。

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英語が私を解き放ってくれる――上白石萌音インタビュー

英語が私を解き放ってくれる――上白石萌音インタビュー

 上白石萌音さんが、翻訳家の河野万里子さんとの往復書簡で、名作『赤毛のアン』の名シーンを翻訳した書籍『翻訳書簡『赤毛のアン』をめぐる言葉の旅』。2年にわたる物語の翻訳を通じて得た学びや、翻訳者としての上白石さんの魅力をふたりに語ってもらった前編に続き、この後編では、上白石さんに、語学を学ぶことが表現に与える影響や、最近の読書体験について聞きました。 取材・文=川辺美希、写真=山口宏之

演技と翻訳は通じるところが多い。一番大切にすべきは作品ということも同じです

――上白石さんは、読書も執筆もされますし、語学も学んでいて、すごく言葉に向き合っていると思うのですが、言葉に向き合う経験というのは、演技や歌手としての仕事にどういう影響を与えていますか?

上白石萌音さん(以下、上白石):私は何事も全部、言葉だなと思うんです。お芝居をするときも、脚本家の方が書かれた言葉を咀嚼して、自分の言葉として言いたいと思っていますし、歌を歌うときも、ほかの方に書いていただいた歌詞も、自分のことのように歌いたいという気持ちがあって。自分のものにするためにはやっぱり共感しなければ…

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手紙で紡いだ『赤毛のアン』翻訳を書籍化。上白石萌音×翻訳家・河野万里子が語る「言葉の力」

手紙で紡いだ『赤毛のアン』翻訳を書籍化。上白石萌音×翻訳家・河野万里子が語る「言葉の力」

 上白石萌音さんが翻訳家の河野万里子さんと手紙のやりとりをしながら、名作『赤毛のアン』の名シーンを翻訳した『翻訳書簡『赤毛のアン』をめぐる言葉の旅』(NHK出版)。2020年度から2021年度に「ラジオ英会話」で行われた連載をまとめた1冊だ。幼少期から英語に親しみ、演技や歌の表現でも英語を使う上白石さんが、初めて文学の翻訳に挑戦。往復書簡を通じて言葉を紡いだこの経験で何を得たのか、おふたりに話を聞いた。 取材・文=川辺美希、写真=山口宏之

手紙を通じて、上白石さんの硬かった言葉がどんどんしなやかになっていった(河野)

――手紙によるアドバイスや気付きの中でどんどん翻訳が変わっていく様子も、おふたりの人柄が伝わる手紙の内容も、とても楽しく拝読しました。河野さんは、上白石さんの翻訳者としての力を、このやりとりを通じてどう受け取られましたか?

河野万里子さん(以下、河野):最初に上白石さんの翻訳を拝見したときは、「あ、英文和訳がきちんとできる人なんだな。よかった」ということと、「翻訳はほとんど知らないんだな。よかった」という、両方の気持ちがありました(笑…

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上白石萌音さんが大人になって読んでボロ泣き! 妹にも薦めた思い入れの絵本とは?

上白石萌音さんが大人になって読んでボロ泣き! 妹にも薦めた思い入れの絵本とは?

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で初代のヒロイン役をつとめる上白石萌音さんは、自身初のエッセイ『いろいろ』(NHK出版)を上梓するなど、本好きとしても知られている。上白石さんが幼少期をふりかえって思い出すのは、家にあったたくさんの絵本。「読んで読んで」と親御さんに絵本の読み聞かせをねだっていたという上白石さんは、大人が読むからこその「絵本の魅力」にも気づいたそう。妹の萌歌さんとの本にまつわるエピソードも話してくれた上白石さんが「クリスマスに贈りたい絵本」とは?

(取材・文=立花もも)

――ふだんから、小説だけでなく絵本も読まれるんでしょうか?

上白石萌音(以下、上白石さん):最近、読むようになりました。子どものころは、家に絵本がたくさんあったんですが、だんだん縁遠くなっていって。いつかお母さんになったらまた出会うのかなあ、なんて思っていたんですが、去年から今年にかけて読書イベントや重症心身しょう害の子どもたちとの交流を通じて、絵本の読み聞かせをする機会を何度かいただいたんです。そうしたら、絵本には大人が読むからこそ響くものも…

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「書くことが、もたらしてくれた“すごく幸せな産みの苦しみの時間”」――初エッセイ集『いろいろ』上白石萌音インタビュー

「書くことが、もたらしてくれた“すごく幸せな産みの苦しみの時間”」――初エッセイ集『いろいろ』上白石萌音インタビュー

何気ない日常の断片や去来する思いを綴った50篇のエッセイ、家族との再会や、ゆかりの地を巡った故郷・鹿児島ルポ、初の創作となる掌編小説……。この一冊からは、“上白石萌音”から感じられる透明感の核が、タイトルどおり、“いろいろ”見えてくる。初の書下ろし作品が生まれた過程、そのさなかで感じていたこと、そして“書く”という表現に込めた想いについて伺った。

取材・文=河村道子 写真=干川 修

エッセイ50篇のタイトルをすべて“動詞”にして

“わたしの好きな音”というひと言から始まる≪叩く≫という一篇では、日常のなかに響く様々な音が行の間に聞こえてくる。なかでも“ダントツで好き”と綴っているのは、ノートパソコンのキーボードを叩く音。“今いい具合に爪が伸びていて、ことさら素適な音を鳴らしながらエッセイを書いている”。そんな心地よさが伝播してくるリズミカルで端正な文体で綴られるエッセイの数は50篇。タイトルはすべて“動詞”だ。

「辞書をめくるのが好きで、ひも解いてはいつも言葉を眺めているんです。その感じで、ひとつの単語について思うこと、そこから想像されることを書いてみ…

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【上白石萌音 特別書き下ろしエッセイ】〆切る/上白石萌音『いろいろ』④

【上白石萌音 特別書き下ろしエッセイ】〆切る/上白石萌音『いろいろ』④

上白石萌音さんの初エッセイ集『いろいろ』。「本が好き」という上白石さんによる、ありのままの思いがつづられた書き下ろしの50篇におよぶエッセイ。本篇は、書籍の刊行を前に、上白石さんが気持ちを綴ってくれた書き下ろしエッセイ! 俳優・歌手・ナレーター、そして文筆業と、活動の幅を広げる彼女の「今」は必見です。

『いろいろ』(上白石萌音/NHK出版)

©山本あゆみ

〆切る

『〆切本』という本をご存じだろうか。古今の名だたる作家たちが綴った、〆切にまつわるエッセイや手紙、日記などを集めた本だ。夏目漱石、谷川俊太郎、手塚治虫、吉本ばなな(敬称略)など錚々たる顔ぶれが、それぞれに嘆いていたり、謝りに行ったり、逃げようと画策したり……執筆のリアルな裏側を覗くことができる、読書ファン垂涎の一冊である。  わたしは五年ほど前にこの本に出会い、熱中して読んだ。どんな天才も生みの苦しみを味わうのだということがとても新鮮だった。同時に、計画性のない自分には到底成し得ない仕事だとも感じた。どんなに追われて切羽詰まっても、しまいにはきちんと原稿を揃えて提出するなんて、作家…

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【上白石萌音 初エッセイ集を試し読み!】降る/上白石萌音『いろいろ』③

【上白石萌音 初エッセイ集を試し読み!】降る/上白石萌音『いろいろ』③

上白石萌音さんの初エッセイ集『いろいろ』。「本が好き」という上白石さんによる、ありのままの思いがつづられた書き下ろしの50篇におよぶエッセイ。今回は、本書から「降る」をご紹介。さらに、連載最後ではダ・ヴィンチニュースのためだけに上白石さんが書き下ろしたエッセイも特別掲載! 俳優・歌手・ナレーター、そして文筆業と、活動の幅を広げる彼女の「今」は必見です。

『いろいろ』(上白石萌音/NHK出版)

©山本あゆみ

降る

 金曜の夜、観劇の帰り。  とても考えさせられるお芝居で、その素晴らしさがガツンと来て、タクシーのなかで根を詰めて考えていた。心臓の鼓動が速くて脳が煮えてきて、助手席の背の取っ手をぼうっと見ていた。そこへ、トツ、トツ、としずくの音が聞こえて我に返る。  家の少し手前で降車して、雨のそぼ降る夜道をとぼとぼ歩く。細い路地に大きな黒い車が止めてある。さて右と左どっちに避けようか、とぼんやり立ち止まる。ヘッドライトに無数の雨の糸が照らされていて、「いい線だな」と思う。今朝おろしたおしゃれな傘がボツボツ鳴って、「いい音だな」と思う。しっとりと…

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【上白石萌音 初エッセイ集を試し読み!】揃える/上白石萌音『いろいろ』②

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上白石萌音さんの初エッセイ集『いろいろ』。「本が好き」という上白石さんによる、ありのままの思いがつづられた書き下ろしの50篇におよぶエッセイ。今回は、本書から「揃える」をご紹介。さらに、連載最後ではダ・ヴィンチニュースのためだけに上白石さんが書き下ろしたエッセイも特別掲載! 俳優・歌手・ナレーター、そして文筆業と、活動の幅を広げる彼女の「今」は必見です。

『いろいろ』(上白石萌音/NHK出版)

©山本あゆみ

揃える

 指先が綺麗な人には、男女問わず惹かれる。わたしは指フェチである。  自覚するきっかけは何だっただろうと遡ったら舞妓さんだった。映画『舞妓はレディ』の撮影当時、京都で舞妓さんにお会いする機会がとても多かったのだけれど、みなさん本当に手元が綺麗なのだ。タクシーに同乗した時、手提げのがま口をパチンと閉めるその揃った指先に、不覚にもドキッとしたことを覚えている。以来、他人の指先を強烈に意識してしまう。  それより前にも思い当たる節があった。中学の時クラスで人気のあったYくん。静かで照れ屋で男子からも好かれる人だった。みんなが言うように…

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【上白石萌音 初エッセイ集を試し読み!】歌う/上白石萌音『いろいろ』①

【上白石萌音 初エッセイ集を試し読み!】歌う/上白石萌音『いろいろ』①

上白石萌音さんの初エッセイ集『いろいろ』。「本が好き」という上白石さんによる、ありのままの思いがつづられた書き下ろしの50篇におよぶエッセイ。今回は、本書から「歌う」をご紹介。さらに、連載最後ではダ・ヴィンチニュースのためだけに上白石さんが書き下ろしたエッセイも特別掲載! 俳優・歌手・ナレーター、そして文筆業と、活動の幅を広げる彼女の「今」は必見です。

『いろいろ』(上白石萌音/NHK出版)

©山本あゆみ

歌う

 わたしにとって、歌は二種類ある。仕事で歌う歌と、それ以外の歌。レコーディングで一日中歌ったあと、家に帰っても数時間歌い続けることがよくある。「まだ歌い足らんのか」と家族にはびっくりされるけれど、それとこれとは別なのだ。  歌を歌い始めたのは二歳になる前だった。初めて音とリズムを正確にとったのは、『いないいないばあっ!』を見ていた時。テーマソングの「ばあっ!」のところを完璧に歌ったそうだ。「もしかしたらこの子は天才なのかもしれないと思ってた、あの頃は」、そう笑う母は元音楽教師。わたしの最初の歌の先生だ。  物心ついた時から生活の一部…

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いろいろ(通常カバー版)

いろいろ(通常カバー版)

作家
上白石萌音
出版社
NHK出版
発売日
2021-09-25
ISBN
9784140818633
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