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「上野千鶴子」のレビュー・書評

かつては介護を担う「孝行嫁」を自治体が表彰!? 上野千鶴子が目指す「安心して弱者になれる社会」とは

かつては介護を担う「孝行嫁」を自治体が表彰!? 上野千鶴子が目指す「安心して弱者になれる社会」とは

あなたは育児や介護を含む「主婦の家事労働」をお金に換算するといくらになるか考えたことがあるだろうか。1997年に経済企画庁(当時。現、内閣府)が発表した「あなたの家事の値段はおいくらですか? ―無償労働の貨幣評価についての報告」によれば、その額…

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フェミニズムの話題になると「男でごめん」と謝る人は論点を理解していない? 上野千鶴子と田房永子がとことん語り合った

フェミニズムの話題になると「男でごめん」と謝る人は論点を理解していない? 上野千鶴子と田房永子がとことん語り合った

2020年に入り早くも1カ月が過ぎ、暦の上ではもう春だ。入社や入学の季節が、すぐそこまで来ている。平成最後の東京大学・入学式で、同大学の名誉教授であり女性学の第一人者でもある社会学者・上野千鶴子さんは、祝辞の終盤で新入生たちにこのように呼びかけ…

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パンティと性器管理、男の下着フェチ、女のナルシシズム… スカートの下の劇場には何がある?

パンティと性器管理、男の下着フェチ、女のナルシシズム… スカートの下の劇場には何がある?

『スカートの下の劇場: ひとはどうしてパンティにこだわるのか』(上野千鶴子/河出書房新社)という本がある。1989年(平成年)8月に刊行され、またたく間にベストセラーとなり、そのまま平成を駆け抜けた。本稿で紹介するのは1992年に文庫化され、今年5月に…

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上野千鶴子氏の東大祝辞から考える、日本人の「性差」と「性差別」

上野千鶴子氏の東大祝辞から考える、日本人の「性差」と「性差別」

東京大学入学式での、上野千鶴子名誉教授の祝辞が反響を呼んでいますね。東大の学部学生のうち、女子学生が占める割合は「20%」として、「大学に入る時点での隠れた性差別」は、東大も例外でないと発言。 「男性の価値と成績の良さは一致しているのに、女性…

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「おひとりさまでも大丈夫かも」と思わせてくれるすべての女性に贈る1冊

「おひとりさまでも大丈夫かも」と思わせてくれるすべての女性に贈る1冊

歯に衣着せぬ論旨を展開する著者が、専門のジェンダー論という分野から老後や介護という問題に興味を発展させるのは当然の成り行きのような気がします。タイトルもライトで、内容も読みやすくわかりやすい。それでも扱うテーマも掘り下げる問題もなかなかに…

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