新海誠監督が原作の舞台『言の葉の庭~The Garden of Words~』開幕!
舞台『言の葉の庭~The Garden of Words~』が、11月10日に東京・品川プリンスホテル ステラボールで開幕した。同日、一般公演のスタートの前に、同劇場で公開ゲネプロが行われた。
靴職人を目指す高校生・孝雄が、雨の庭園で謎めいた年上の女性・雪野と出会い、雨の日にだけ言葉を交わしていく物語。原作となった新海誠監督の劇場アニメーション『言の葉の庭』(2013年)は約46分の中編だったが、舞台は1時間50分に及ぶボリュームに。新海監督みずから執筆した『小説 言の葉の庭』から、アニメ版では描かれていないエピソードを豊富に取り入れたためだ。『小説 言の葉の庭』は、アニメ版にはわずかな時間しか登場しない人物たちの心情と人生をも書き込んで、文庫版で400ページ近い大作となったもの。アニメ版を観るのみならず、小説版も読んでから舞台を鑑賞すると、より深く作品世界を味わえるはずだ。
本公演では、舞台ならではの演出や身体表現も見もの。たとえば登場人物が口にする短歌は、背景にプロジェクターで投影され、舞台中央に置かれた真っ白な舞台装置は、庭園の東屋に…