44万DL越えの4コマ漫画『めめたん』、無料公開に抵抗がなかった理由
黄色いロンパース姿でおしゃぶりくわえて事件に挑む、謎のこども刑事「めめたん」。めめたんは、もともと作者の森山一保さんがブログに発表していたネタのひとつだ。
「めめたんの第一話を書いたのは、3年ほど前になります。思いついたネタをただブログにアップしていたら、見てくださった方のコメントがだんだん増えて、めめたんの話題でブログ内が盛り上がってきたんですね。その後、編集プロダクションの方から書籍化の話もいただいたのですが、出版社側からどういう売り方をしていいかわからないと却下されてしまって、その時は実現できなくて…」。
それでも読者の反響に手応えを感じていた森山さんは、自ら10社ほどの版元に売り込んでみたが、あえなく玉砕。
その時点ですでに100話ほどネタを描いていた森山さんは、書籍化が難しいならまずめめたんを多くの人に知ってもらおうと、無料アプリで公開することに。当時、有料アプリの漫画があまり広まっていなかったのと、出版社にさんざん断られた経緯もあり、無料にすることにまったく抵抗はなかった。
開設して3カ月後ぐらいから急に口コミで広がりだし、そ…