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須賀しのぶ

職業・肩書き
作家
ふりがな
すが・しのぶ

「須賀しのぶ」のおすすめ記事・レビュー

京都人は滋賀県民を「ゲジゲジ」と揶揄? 大阪をちょっと下に見ている?『翔んで埼玉』ザ・ワールドのつくり方<監督とファンに聞いてみた>

京都人は滋賀県民を「ゲジゲジ」と揶揄? 大阪をちょっと下に見ている?『翔んで埼玉』ザ・ワールドのつくり方<監督とファンに聞いてみた>

 ※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年12月号からの転載になります。

 バカバカしさに徹した世界観や細部にまでこだわりの詰まった美術セット。こだわりを持って『翔んで埼玉』ワールドをつくりあげる、お2人に話を聞いた。 (取材・文=野本由起)

<武内英樹監督インタビュー> 入念な取材と世界観の作り込みがもたらす“謎の感動”

 このシリーズは、とにかく謎の感動を与えたいと思って制作しています。こんなにくだらない設定とストーリーなのに、理由はわからないけどなぜか感動する。ひどい言葉でさんざんディスられたのに、観終える頃には郷土愛が芽生えている。そんな仕組みを作るには、深い取材が欠かせません。  今回は2年近くかけて、現地のフィルムコミッショナーから居酒屋で会った人まであらゆる人たちに話を聞き、「ここまではネタにして大丈夫」「これはシャレにならない」と線引きしたうえで脚本に落とし込みました。そこまで徹底してリサーチしないと、表層的な笑いになってしまいますから。

関西各県について徹底的にリサーチした監督。 そんな中で着目したのが、滋賀県民に愛される交通安全の…

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女も男も、人生の役割が決められていた幕末。激動の時代を巧みに描いた『荒城に白百合ありて』須賀しのぶインタビュー

女も男も、人生の役割が決められていた幕末。激動の時代を巧みに描いた『荒城に白百合ありて』須賀しのぶインタビュー

 歴史の動乱期を巧みな筆致で描く須賀しのぶが、初めて幕末を舞台にした小説を刊行した。徳川将軍家に忠義を尽くした会津藩と、倒幕派としてその会津を討った薩摩藩。それぞれの藩に身を置きながらも、この世に馴染めぬ者同士として魂で惹かれ合った男女がたどった軌跡とは――。最新作『荒城に白百合ありて』について話を聞いた。

須賀しのぶ すが・しのぶ●1972年、埼玉県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。94年、『惑星童話』でコバルト・ノベル大賞の読者大賞を受賞しデビュー。13年、『芙蓉千里』で第12回センス・オブ・ジェンダー賞大賞、16年『革命前夜』で第18回大藪春彦賞、17年『また、桜の国で』で第4回高校生直木賞をそれぞれ受賞。  

 それまで常識とされてきた価値観が根本から覆り、社会が大きくうねっていく。非日常から生まれる高揚が、人間性をむき出しにする。戦争や革命といった近現代史における動乱の季節を、須賀しのぶはこれまでも好んで題材にとってきた。 「社会のシステムが崩壊して時代が大きく変化するときって、それぞれの人の素の部分、生き様が必ず浮き彫りになって…

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朝井リョウが「“書けないものない系”の書き手」と称する、須賀しのぶの大河ロマンを堪能する7作品!

朝井リョウが「“書けないものない系”の書き手」と称する、須賀しのぶの大河ロマンを堪能する7作品!

 数ある須賀作品の中から、最新作『荒城に白百合ありて』に通じる大河ロマンを一挙ご紹介!

架空の帝国から近現代まで彼女に書けないものはない 「この人、“書けないものない系”の書き手だ。」 『革命前夜』解説で、朝井リョウは須賀しのぶという先輩作家をそう表している。架空の大帝国、大正の浅草歓楽街、ロシア革命の嵐が吹き荒れるハルビンに、ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツまで。自身とはまったく関わりがない国や時代を、わが目で見てきたかのようなリアリティで物語に仕立て上げる。それこそが須賀作品の魅力であり、真骨頂だ。  大学在学中にコバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞して作家デビューを果たし、卒業後はそのまま専業作家の道へ。代表作『帝国の娘』シリーズをはじめとしたライトノベルを精力的に執筆してきたが、一般文芸に移ってからの活躍はさらに目覚ましい。 『芙蓉千里』では、明治期に大陸に渡った少女の冒険を壮大なスケールで描き、2012年度のセンス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞。「女」という枠に縛られず、大胆に人生を突き進む主人公に多くの読者が魅了された。性差を跨ぐことで、世…

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「須賀しのぶ」の本・小説

革命前夜 (文春文庫 す 23-1)

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作家
須賀しのぶ
出版社
文藝春秋
発売日
2018-03-09
ISBN
9784167910310
作品情報を見る
紺碧の果てを見よ

紺碧の果てを見よ

作家
須賀しのぶ
出版社
新潮社
発売日
2014-12-18
ISBN
9784103370314
作品情報を見る
荒城に白百合ありて (角川文庫)

荒城に白百合ありて (角川文庫)

作家
須賀しのぶ
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-11-22
ISBN
9784041130063
作品情報を見る
帝国の娘 上 (角川文庫)

帝国の娘 上 (角川文庫)

作家
須賀しのぶ
出版社
KADOKAWA
発売日
2011-12-22
ISBN
9784043944859
作品情報を見る
地上より永遠に キル・ゾーン (キル・ゾーンシリーズ) (コバルト文庫)

地上より永遠に キル・ゾーン (キル・ゾーンシリーズ) (コバルト文庫)

作家
須賀しのぶ
梶原にき
出版社
集英社
発売日
2001-07-27
ISBN
9784086148931
作品情報を見る
芙蓉千里 (角川文庫)

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作家
須賀しのぶ
出版社
KADOKAWA
発売日
2012-10-25
ISBN
9784041005323
作品情報を見る
砂の覇王 8 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)

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作家
須賀しのぶ
船戸明里
出版社
集英社
発売日
2002-07-26
ISBN
9784086001472
作品情報を見る
暗き神の鎖(中編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)

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作家
須賀しのぶ
船戸明里
出版社
集英社
発売日
2004-07-27
ISBN
9784086004619
作品情報を見る

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