心の問題を抱える子どもたち、大人たちに贈る、夜回り先生・水谷修の「いのちの授業」
様々な問題を抱えた中高生と向き合ってきた、夜回り先生・水谷修による『どこまでも生きぬいて 夜回り先生50のヒント』が2017年2月20日(月)に発売された。
同書は、中・高校生のいじめ、不登校、非行、薬物などの問題に向きあってきた夜回り先生が、心の問題を抱えて生きる子どもたち、そして大人たちへ、残された人生をふまえて“どうしても伝えたい”メッセージを綴ったものだ。
著者は、自らに近づく死の足音についても言及している。ガンにおかされ、身体が思うようにならず、以前のように毎週「夜回り」で子どもたちと関わることができなくなりつつある著者は、「この仕事から身を引く時が近づいてきています。また、数度にわたる手術の中で、この世界から去る日が遠くないことももうわかりました」と、その心情を綴る。
そうした中で上梓したこの本は、著者にとって「60年の人生の集大成」ともいえるもの。「いま、どうしても伝えておきたい」渾身のメッセージの数々は、子どもたちはもちろん、保護者にとっても生きる勇気を与えてくれることだろう。
「生きるとはどういうことなのか」「なぜ、人は生きな…