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「瀬尾まいこ」のレビュー・書評

【大反響】「さすが瀬尾まいこ」…人生に迷う青年と老人ホームの大人たちの奏でる感動作を、読書家たちはどう読んだ?

【大反響】「さすが瀬尾まいこ」…人生に迷う青年と老人ホームの大人たちの奏でる感動作を、読書家たちはどう読んだ?

日常を変える音がする。自分を今いる場所から引っ張り出してくれるような音が。そんな音が聞こえてくる本——それが『その扉をたたく音』(集英社文庫)。2019年に『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)で本屋大賞を受賞した瀬尾まい子さんによるこの新た…

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ダ・ヴィンチ編集部が選んだ「今月のプラチナ本」は、瀬尾まいこ『私たちの世代は』

ダ・ヴィンチ編集部が選んだ「今月のプラチナ本」は、瀬尾まいこ『私たちの世代は』

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年10月号からの転載になります。 『私たちの世代は』 ●あらすじ● 「今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと」。2人の小学3年生の少女、冴と心晴を襲ったのは未曾有の感染症による、日常生活の急激な変化。な…

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青春時代を自粛生活で過ごした若者が伝える「人と関わることの意味」。感染症の流行が人々に与えたもの、奪ったものとは何か?

青春時代を自粛生活で過ごした若者が伝える「人と関わることの意味」。感染症の流行が人々に与えたもの、奪ったものとは何か?

泥がついた心を、まっさらに洗い流してくれる――。作家・瀬尾まいこ氏の作品には、そんな温かさがある。本屋大賞を受賞し、映画化もされた『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)も、そうだ。血の繋がらない親に育てられた主人公の姿を通して、瀬尾氏は結…

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『そして、バトンは渡された』著者最新作! 平凡さにコンプレックスを抱えた大学生を巡る、究極にやさしい物語

『そして、バトンは渡された』著者最新作! 平凡さにコンプレックスを抱えた大学生を巡る、究極にやさしい物語

どうして自分には何の取り柄もないのだろう。何をやっても平々凡々。何か秀でた才能とか、不思議な力でもあれば、もっと自分を誇れるはずなのに……。誰だって一度は、そういうふうに自分の能力のなさに悩んだ経験があるのではないだろうか。 『掬えば手には』…

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『そして、バトンは渡された』の瀬尾まいこ最新作は、温かく心に沁みる “友達”がテーマの作品集!

『そして、バトンは渡された』の瀬尾まいこ最新作は、温かく心に沁みる “友達”がテーマの作品集!

家族でも恋人でもなくて、友達と呼べるほどの親しさがなくても、人と人とは手を差し伸べあって、助け合うことができるのだということを、瀬尾まいこさんの小説を読んでいると、信じたくなる。そんな瀬尾さんの最新作『夏の体温』(双葉社)は“友達”をテーマ…

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29歳無職の主人公が老人ホームで見つけたものは…瀬尾まいこさん最新作は一歩を踏み出す勇気をくれる物語

29歳無職の主人公が老人ホームで見つけたものは…瀬尾まいこさん最新作は一歩を踏み出す勇気をくれる物語

瀬尾まいこさんの小説はいつも、とても優しい。でもただ優しいだけじゃなくて、主人公も読んでいる人も甘やかさないピリリとしたスパイスが効いている。その塩梅があまりに絶妙だから、読み終えたときには傷ついていた心がわずかに癒され、自力で一歩を踏み…

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PMSでイライラを抑えられない彼女。パニック障害の彼――人生は想像より厳しいけど、光もある。瀬尾まいこ『夜明けのすべて』

PMSでイライラを抑えられない彼女。パニック障害の彼――人生は想像より厳しいけど、光もある。瀬尾まいこ『夜明けのすべて』

PMS――月経前症候群。男性にはいまいち想像しづらいうえに、女性同士でも症状の軽重に差があるため、つらさを理解してもらいづらい。ねむい、だるい、イライラする、といった、言葉にすればただの怠惰に聞こえるような症状が多いせいもあるだろう。だからこそ…

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本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』の次に読むべきはこれ! 生き別れの息子との共同生活を描く『傑作はまだ』

本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』の次に読むべきはこれ! 生き別れの息子との共同生活を描く『傑作はまだ』

本屋大賞受賞をきっかけに『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋)を読んだ方は、ぜひとも最新刊の『傑作はまだ』(ソニー・ミュージックエンタテインメント発行、エムオン・エンタテインメント発売)を手にとっていただきたい。血の繋がらない…

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