生駒里奈、過去のいじめを乗り越えたからこそ「伝えるのが私の役目」――『かがみの孤城』主演舞台はじまる!
2018年本屋大賞にも選ばれ、現在では『ウルトラジャンプ』でコミカライズが連載中。かつて救われたかった大人たちも、今まさに救われたい子どもたちも、虜にし続けている辻村深月さんの小説『かがみの孤城』(ポプラ社)が、このたび舞台化されることとなった。手がけるのは、長年、演劇集団キャラメルボックスの脚本・演出をつとめてきた成井豊さん。辻村さんは、自身の書く小説には成井さん影響があると公言し、『スロウハイツの神様』舞台化の際は全幅の信頼をおいていた。ファンの期待も高まるこの舞台、主演をつとめる生駒里奈さんとともにお三方での鼎談を行っていただきました!
『かがみの孤城』についても語った、辻村さんと成井さんの対談 『かがみの孤城』刊行時の辻村さんインタビュー 『かがみの孤城』のあらすじがわかるレビュー
乃木坂46の「君の名は希望」に近いものがある
辻村深月(以下、辻村) 主人公のこころをはじめ、『かがみの孤城』に出てくる7人の中学生はみんな、なんらかの理由で教室に行けなくなってしまった子たち。学校を休むというのは逃げる選択をしたと思われがちですが、私の中では…