誤解から生まれたキャスティング 『相棒』の生みの親が語る、右京の魅力
およそ3年半ぶりの新作となった『相棒』劇場版が公開中だ。今回、特命係の2人が事件解決に挑む舞台となっているのは孤島。警視庁管轄下ではあるものの、東京から約300㎞の場所に位置するこの島は、元自衛官の民兵たちが日々訓練をおこなっており、妙な噂が絶えない。その中で起きた一人の青年の死。ありふれた事故死のようにも思われたが、右京と甲斐の捜査が進むにつれ、不可解な点が次々と現れる……。3代目相棒・甲斐享とのペアとしては初めてとなる『相棒 - 劇場版Ⅲ-』。『ダ・ヴィンチ』6月号では『相棒』を特集、水谷豊、成宮寛貴それぞれのインタビューや、マンガ家・イラストレーターが描き下ろした「マイベスト右京」はファン必見。
そして映画についても、大掛かりな仕掛けや注目人物、見どころなどを徹底解説。また、シリーズを立ち上げ、杉下右京をはじめ数々のキャラクターを育て続けるメイン脚本家・輿水泰弘にインタビューを行っている。
『相棒』の生みの親としてファンから多大なリスペクトを受ける輿水。杉下右京という唯一無二の存在は、彼の頭の中から生まれた。
「右京は名探偵のイメージです。…