清野菜名「アクションを始めたのは高校時代。とにかく強くなりたくて」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『TOKYO TRIBE』をはじめ、話題作への出演が相次いでいる注目の女優・清野菜名さん。待望の初主演映画『東京無国籍少女』が公開、映画のこと、アクションのことなど、いろいろ訊きました。
女子美術高等専門学校に通う、ミステリアスな少女を主人公とした『東京無国籍少女』で、念願の映画初主演を果たした清野菜名さん。
「いつかは主演ができればと思っていましたが、こんなに早く叶うなんて。嬉しい反面、大丈夫なのかな、という不安もありました」
と語るが、セリフよりも表情やしぐさでの演技が求められる難しい役柄を見事にこなしている。
「押井守監督からは、『人を殺す目をしてほしい』と言われました。わたしはドライアイなので、まばたきをよくするんです。監督が『スクリーンに映ると意味を持って見えるから、まばたきに気をつけたほうがいいよ』と言われて。すごく勉強になりました」
映画はラストの15分で予想もつかない展開を見せる。清野さんの代…