第164回芥川賞は宇佐見りん『推し、燃ゆ』、直木賞は西條奈加『心淋し川』に決定!
第164回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は1月20日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川龍之介賞」は宇佐見りんの『推し、燃ゆ』に、「直木三十五賞」は西條奈加の『心淋し川』に決定した。 【第164回芥川賞受賞作品】 『推…
第164回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は1月20日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川龍之介賞」は宇佐見りんの『推し、燃ゆ』に、「直木三十五賞」は西條奈加の『心淋し川』に決定した。 【第164回芥川賞受賞作品】 『推…
2015年に『まるまるの毬』で吉川英治文学新人賞を受賞した、西條奈加の『千年鬼』が2015年8月4日(火)に待望の文庫化となった。 現在最注目の作家のひとりとされる西條が描いたのは、寓話ファンタジー。純粋無垢な小鬼と、少女・民の、長くて悲しい、けれど…
表は堅気のお人好し、裏は凄腕の悪党が揃う「善人長屋」に、天誅を気取り裏街道の頭衆を血祭りに上げる「閻魔組」と、長屋を探る同心、2つの敵が迫る。同心の目をくぐり、裏稼業の技をつくした探索を始めるが、果たして奴らの正体は……。待望のシリーズ第2弾。
長唄の師匠で弁天とも称される町娘・お蝶と、その義姉で観音と呼ばれる沙十は、お蝶の父の遺物をめぐり、幕府転覆を狙う巨悪と対峙することに……。弁天と観音の美人姉妹が江戸を舞台に大活躍する正統派の時代活劇小説だ。周囲の人々とのチーム感も微笑ましい。