スウェーデンでも1位、子どもに絶対受ける絵本とは
『ダ・ヴィンチ』7月号では、子どもの本やミステリーの紹介・書評などで活躍する児童文学評論家・赤木かん子が、子どもが読んで楽しくなる絵本5冊を紹介。
「今、刊行されている絵本の半分が、実は大人向けなんです。子どもが理解できておもしろい、子どものためにつくられた絵本はすごく少なくなりました」と語る赤木がまず選んだのは『ひみつのおかしだおとうとうさぎ!』。 「どんな子に読み聞かせても絶対ウケるのが、スウェーデンの子どもの投票で、2011年の年間1位にも選ばれた『ひみつのおかしだおとうとうさぎ!』。適度に皮肉で、のびやかで、文句なく楽しい。でもこの面白さは、大人に説明してもわかんないことが多いです。子どもが面白いとこはたいてい大人には面白くないから」 ほか、選出されたのは下記の通り。
■1冊目 『ひみつのおかしだおとうとうさぎ!』ヨンナ・ビョルンシェーナ/作 枇谷玲子/訳 ■2冊目 『ディズニープリンセススペシャルガイド』ジョー・ケイシー、べス・ランディス・へスター、キャサリン・サンダース/文 もきかずこ/訳・文 ■3冊目 『としょかんねずみ』ダニエル・カー…