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千早茜

職業・肩書き
作家
ふりがな
ちはや・あかね

プロフィール

最終更新 : 2021-12-13

1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作にて泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞。同年に『あとかた』、14年に『男ともだち』で直木賞候補となる。ほか『正しい女たち』『犬も食わない』(尾崎世界観との共著)『わるい食べもの』『神様の暇つぶし』『さんかく』『ひきなみ』など著書多数。

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第168回直木賞受賞作、決定間近! 直木賞ノミネート5作品を一挙におさらい

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 2023年1月19日、第168回芥川賞と直木賞の受賞作が決定する。直木賞では雫井脩介氏・凪良ゆう氏の2人が初のノミネートとなったが、一体今回はどの作家のどんな作品がこの栄えある賞を受賞するのだろうか。受賞作決定前に、ノミネート作を一挙におさらいするとしよう。

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とっておきのお酒には、お気に入りの本を! 作家・道尾秀介さん、千早茜さんの愛読書

とっておきのお酒には、お気に入りの本を! 作家・道尾秀介さん、千早茜さんの愛読書

撮影=花村謙太朗

 コロナ禍で増えた「おうち時間」。特に、おうちで飲むお酒は最高だ。一日の終わりにゆったりとお酒を味わう時間はどうしてこんなにも私たちの心を満たしてくれるのだろう。せっかくならもっとその時間を濃いものにしたい! それなら、たとえば、お酒のお供にに“お気に入りの本”を加えてみてはいかがでしょうか。読む順番で世界が変わる最新作『N』が話題の作家・道尾秀介さん、書店員・新井見枝香さんと共著の『胃が合うふたり』が好評の千早茜さんも、大好きなお酒にとっておきの本をあわせているそう。一体どんな本を嗜んでいるのでしょうか?

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大人の“おうち時間”には、じっくり向き合える「赤兎馬」を。エスニック料理と甘い梅干しと。小説家・千早茜さんインタビュー

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 地域によっては緊急事態宣言が発出され、長いあいだ外でお酒が飲めなかった2021年の夏。リモートワークなどの影響で外出の機会も少なくなり、“おうち飲み”の楽しさに目覚めた人も多いのでは? そんな人に参考にしてほしいのが、美味しそうな小説やエッセイ、SNSへの投稿で話題の小説家・千早茜さんの“おうち飲み”ライフだ。秋の夜長、千早さんがともに過ごしたいと思う本・お酒・食について、お話をうかがった。 (取材・文=三田ゆき 撮影=花村謙太朗)

小説でもエッセイでも、書いているのは“関係性”。「胃が合う」ふたりの長話に合うお酒とは?

――千早さんと書店員・新井見枝香さんの美味しそうなTwitterの投稿「#胃が合う」を楽しみに拝見しています。この秋には、新井さんとの共著『胃が合うふたり』(千早茜、新井見枝香/新潮社)も発売されるそうですね。

千早茜さん(以下、千早):『胃が合うふたり』は、新井さんとふたりでごはんを食べて、そのときのことをそれぞれに書いたエッセイです。視点の違いを楽しんでもらえるといいなと思っています。実は、新井さんは以前、「薩州 赤兎…

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声を上げるだけが戦い方ではない。見えない線を引かれ、括られることの“違和感”を物語に込めた『ひきなみ』千早茜インタビュー

声を上げるだけが戦い方ではない。見えない線を引かれ、括られることの“違和感”を物語に込めた『ひきなみ』千早茜インタビュー

千早 茜 ちはや・あかね●1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞、デビュー。同作で泉鏡花文学賞、『あとかた』で島清恋愛文学賞、『透明な夜の香り』で渡辺淳一文学賞を受賞。著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『鳥籠の小娘』(絵・宇野亞喜良)、エッセイに『わるい食べもの』など多数。

(取材・文=河村道子 撮影=冨永智子)  花曇りのなか、ドレスの青い色が揺れる。千早さんが動くたび、その場所にだけ光が射すよう。小学校最後の年を母の生まれ育った島で暮らすため、列車に揺られる少女が“初めて一人で見た海”の色はきっとこんな色だったのではないだろうか。

「これまで私の書いてきた登場人物は変化をしない人が多くて。物語のなかを流れる時間も、長くて1年くらいで、年齢を重ねていく、という小説があまりなかったんです。本作は初めて子どもから大人へ、という軸でストーリーを動かしていきました。私の書くもののなかでは珍しいタイプの一作になったと思います」 「海」と「陸」、2章から紡がれた物語は、家庭の事情から祖父…

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生きづらさを抱えた現代人に潤いをもたらす感動作『ガーデン』が文庫に!

生きづらさを抱えた現代人に潤いをもたらす感動作『ガーデン』が文庫に!

本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。 《以下のレビューは単行本刊行時(2017年5月)の紹介です》

 魂は必ずしも体とともにあるわけではないらしい。

 本書『ガーデン』(千早 茜/文藝春秋)の主人公・羽野は、東京に住み、出版社で編集者として働きながらも、その魂は幼き日々を過ごしたアフリカの地の「楽園」に留まったまま。文字通り「心ここにあらず」の日々を過ごしている。

 乾季と雨季しかない国で、そこだけはいつも変わらぬ緑が溢れていた旧居の庭――「楽園」は、こんな風に描かれる。 蛇がバナナの幹を這い、トカゲが石の上で銀色の腹を波打たせながら日光浴をする。庭師が伸びすぎた枝を長鋏でぱちんぱちんと切り落とす。その枝が芝生で跳ねてゆっくりと転がる。辺りに漂う樹液の青い匂い。 描写はさらに続くが、読み進めるうちに紙面から花や果実の芳香、そして草いきれが立ち上ってきた気がして、思わず深呼吸して…

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女性目線の官能とは?「略奪愛」をテーマにした恋愛官能アンソロジー

女性目線の官能とは?「略奪愛」をテーマにした恋愛官能アンソロジー

『きみのために棘を生やすの』(窪 美澄、彩瀬まる、花房観音、宮木あや子、千早 茜/河出書房新社)

この数年で女性の書き手による、女性のための官能小説が、飛躍的に増えたのはご存じだろうか? リアルで共感できるストーリー展開に加えて、女性ならではの繊細な感情が丁寧に描かれている作品が、多く見られるようになった。装丁もおしゃれで、書店でも手に取りやすい。

今回は、女性向け官能小説初心者の方や、「もうすでに大好きです!」という読者、両方におススメしたい『きみのために棘を生やすの』(窪 美澄、彩瀬まる、花房観音、宮木あや子、千早 茜/河出書房新社)という恋愛官能短編集をご紹介したい。5人の女性作家が、「略奪愛」をテーマに書き下ろしたアンソロジーである。

女性の目線で官能はどのように表現され、いかに楽しむことができるのだろうか。

本書は、作家陣5人のうち3人(窪、彩瀬、宮木)が、日本の女性向け官能小説の盛り上がりの先陣を切ったとも言える新潮社の「女による女のためのR-18文学賞」の受賞者である。その中でも、窪 美澄による「朧月夜のスーヴェニア」は戦時中の命懸けの恋が…

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注目の新刊 『眠りの庭』 ダ・ヴィンチ2014年2月号

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女子校の臨時美術教員である萩原は、少女を描いた一枚の絵に出会う。その絵を描いた女生徒はすでに死亡していた。やがて萩原の前に絵のモデルとなった少女・小波が現れて――。2つの物語がつながる時、隠された過去が明らかになる。心揺さぶる墜落と再生の物語。

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注目の新刊 『桜の首飾り』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

注目の新刊 『桜の首飾り』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

美術館に勤務する私が出会った初老の男性は、狐は人の健全な心を喰うという話をしてくれた――(「春の狐憑き」)。『魚神』で泉鏡花文学賞を受賞した著者が贈る、男と女、羨望、嫉妬、自己回復、そして成長のストーリー7編。桜と人のあいだにひそむ幻想的な物語。

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「千早茜」の本・小説

マリエ

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作家
千早茜
出版社
文藝春秋
発売日
2023-08-25
ISBN
9784163917405
作品情報を見る
透明な夜の香り

透明な夜の香り

作家
千早茜
出版社
集英社
発売日
2020-04-03
ISBN
9784087717037
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正しい女たち

正しい女たち

作家
千早茜
出版社
文藝春秋
発売日
2018-06-11
ISBN
9784163908533
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赤い月の香り

赤い月の香り

作家
千早茜
出版社
集英社
発売日
2023-04-26
ISBN
9784087718324
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しろがねの葉

しろがねの葉

作家
千早茜
出版社
新潮社
発売日
2022-09-29
ISBN
9784103341949
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クローゼット

クローゼット

作家
千早茜
出版社
新潮社
発売日
2018-02-27
ISBN
9784103341925
作品情報を見る
さんかく(祥伝社文庫ち3-1) (祥伝社文庫 ち 3-1)

さんかく(祥伝社文庫ち3-1) (祥伝社文庫 ち 3-1)

作家
千早茜
出版社
祥伝社
発売日
2023-10-12
ISBN
9784396350147
作品情報を見る
きみのために棘を生やすの

きみのために棘を生やすの

作家
彩瀬まる
窪美澄
千早茜
花房観音
宮木あや子
出版社
河出書房新社
発売日
2014-06-12
ISBN
9784309022963
作品情報を見る

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