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千早茜

職業・肩書き
作家
ふりがな
ちはや・あかね

「千早茜」のおすすめ記事・レビュー

声を上げるだけが戦い方ではない。見えない線を引かれ、括られることの“違和感”を物語に込めた『ひきなみ』千早茜インタビュー

声を上げるだけが戦い方ではない。見えない線を引かれ、括られることの“違和感”を物語に込めた『ひきなみ』千早茜インタビュー

千早 茜 ちはや・あかね●1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞、デビュー。同作で泉鏡花文学賞、『あとかた』で島清恋愛文学賞、『透明な夜の香り』で渡辺淳一文学賞を受賞。著書に『からまる』『眠りの庭』『男ともだち』『クローゼット』『正しい女たち』『鳥籠の小娘』(絵・宇野亞喜良)、エッセイに『わるい食べもの』など多数。

(取材・文=河村道子 撮影=冨永智子)  花曇りのなか、ドレスの青い色が揺れる。千早さんが動くたび、その場所にだけ光が射すよう。小学校最後の年を母の生まれ育った島で暮らすため、列車に揺られる少女が“初めて一人で見た海”の色はきっとこんな色だったのではないだろうか。

「これまで私の書いてきた登場人物は変化をしない人が多くて。物語のなかを流れる時間も、長くて1年くらいで、年齢を重ねていく、という小説があまりなかったんです。本作は初めて子どもから大人へ、という軸でストーリーを動かしていきました。私の書くもののなかでは珍しいタイプの一作になったと思います」 「海」と「陸」、2章から紡がれた物語は、家庭の事情から祖父…

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生きづらさを抱えた現代人に潤いをもたらす感動作『ガーデン』が文庫に!

生きづらさを抱えた現代人に潤いをもたらす感動作『ガーデン』が文庫に!

本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。 《以下のレビューは単行本刊行時(2017年5月)の紹介です》

 魂は必ずしも体とともにあるわけではないらしい。

 本書『ガーデン』(千早 茜/文藝春秋)の主人公・羽野は、東京に住み、出版社で編集者として働きながらも、その魂は幼き日々を過ごしたアフリカの地の「楽園」に留まったまま。文字通り「心ここにあらず」の日々を過ごしている。

 乾季と雨季しかない国で、そこだけはいつも変わらぬ緑が溢れていた旧居の庭――「楽園」は、こんな風に描かれる。 蛇がバナナの幹を這い、トカゲが石の上で銀色の腹を波打たせながら日光浴をする。庭師が伸びすぎた枝を長鋏でぱちんぱちんと切り落とす。その枝が芝生で跳ねてゆっくりと転がる。辺りに漂う樹液の青い匂い。 描写はさらに続くが、読み進めるうちに紙面から花や果実の芳香、そして草いきれが立ち上ってきた気がして、思わず深呼吸して…

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女性目線の官能とは?「略奪愛」をテーマにした恋愛官能アンソロジー

女性目線の官能とは?「略奪愛」をテーマにした恋愛官能アンソロジー

『きみのために棘を生やすの』(窪 美澄、彩瀬まる、花房観音、宮木あや子、千早 茜/河出書房新社)

この数年で女性の書き手による、女性のための官能小説が、飛躍的に増えたのはご存じだろうか? リアルで共感できるストーリー展開に加えて、女性ならではの繊細な感情が丁寧に描かれている作品が、多く見られるようになった。装丁もおしゃれで、書店でも手に取りやすい。

今回は、女性向け官能小説初心者の方や、「もうすでに大好きです!」という読者、両方におススメしたい『きみのために棘を生やすの』(窪 美澄、彩瀬まる、花房観音、宮木あや子、千早 茜/河出書房新社)という恋愛官能短編集をご紹介したい。5人の女性作家が、「略奪愛」をテーマに書き下ろしたアンソロジーである。

女性の目線で官能はどのように表現され、いかに楽しむことができるのだろうか。

本書は、作家陣5人のうち3人(窪、彩瀬、宮木)が、日本の女性向け官能小説の盛り上がりの先陣を切ったとも言える新潮社の「女による女のためのR-18文学賞」の受賞者である。その中でも、窪 美澄による「朧月夜のスーヴェニア」は戦時中の命懸けの恋が…

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注目の新刊 『眠りの庭』 ダ・ヴィンチ2014年2月号

注目の新刊 『眠りの庭』 ダ・ヴィンチ2014年2月号

女子校の臨時美術教員である萩原は、少女を描いた一枚の絵に出会う。その絵を描いた女生徒はすでに死亡していた。やがて萩原の前に絵のモデルとなった少女・小波が現れて――。2つの物語がつながる時、隠された過去が明らかになる。心揺さぶる墜落と再生の物語。

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注目の新刊 『桜の首飾り』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

注目の新刊 『桜の首飾り』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

美術館に勤務する私が出会った初老の男性は、狐は人の健全な心を喰うという話をしてくれた――(「春の狐憑き」)。『魚神』で泉鏡花文学賞を受賞した著者が贈る、男と女、羨望、嫉妬、自己回復、そして成長のストーリー7編。桜と人のあいだにひそむ幻想的な物語。

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「千早茜」の本・小説

犬も食わない

犬も食わない

作家
尾崎世界観
千早茜
出版社
新潮社
発売日
2018-10-31
ISBN
9784103521419
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ひきなみ

ひきなみ

作家
千早茜
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-04-30
ISBN
9784041108550
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正しい女たち

正しい女たち

作家
千早茜
出版社
文藝春秋
発売日
2018-06-11
ISBN
9784163908533
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透明な夜の香り

透明な夜の香り

作家
千早茜
出版社
集英社
発売日
2020-04-03
ISBN
9784087717037
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正しい女たち (文春文庫 ち 8-4)

正しい女たち (文春文庫 ち 8-4)

作家
千早茜
出版社
文藝春秋
発売日
2021-05-07
ISBN
9784167916879
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ガーデン (文春文庫)

ガーデン (文春文庫)

作家
千早茜
出版社
文藝春秋
発売日
2020-08-05
ISBN
9784167915407
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しつこく わるい食べもの

しつこく わるい食べもの

作家
千早茜
出版社
ホーム社
発売日
2021-02-26
ISBN
9784834253436
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