冷静沈着な婚約者と天真爛漫な妹。婚約者から“妹の相談に乗ってあげて”と言われて…/四月になれば彼女は④
<続きは本書でお楽しみください>
最終更新 : 2018-06-08
1979年、横浜生まれ。映画プロデューサーとして『告白』『モテキ』などを製作。『君の名は。』『怒り』『何者』と手がけた3本の映画が連続公開。2012年、『世界から猫が消えたなら』で小説デビュー。同作は累計130万部突破の大ヒットに。小説第2作『億男』、第3作にして初の恋愛小説『四月になれば彼女は』もベストセラーに。
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一度片づけたら二度と散らからず、人生まで好転する片づけのメソッドを紹介した『人生がときめく片づけの魔法』が、1300万部を超える世界的なベストセラーとなり、米『TIME』誌でも「世界でもっとも影響力のある100人」に選出され、さらにはNetflixの冠番組『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』で大ブレイクするなど、さまざまなメディアで活躍している片づけコンサルタント・近藤麻理恵さん。これまで、おもに実用書やリアリティ番組でメッセージを伝えてきた彼女が、今回、発信の手段として選択したのは、なんと小説だ。
新聞連載時から話題沸騰、近藤さんが片づけてきた1000以上の部屋にまつわる実話をもとに、映画プロデューサー・小説家の川村元気さんが紡ぐ7つの部屋の物語をまとめた『おしゃべりな部屋』(近藤麻理恵・川村元気/中央公論新社)――その単行本化を記念して、近藤さんにお話をうかがった。
(取材・文=三田ゆき 撮影=干川修)
片づけは「どんな人にとっても“自分ごと”」
――本書は、どのようなきっかけで制作されることになったのですか?
近藤麻理恵さん(以…
『ぼく モグラ キツネ 馬』(チャーリー・マッケジー:著、川村元気:訳/飛鳥新社)
イギリスとアメリカで100万部を超えた異例のベストセラーがついに日本上陸! イラストや本のなかにある名言はSNSで無数にシェアされ、コロナ禍に見舞われた人々の希望をつなぐ社会現象となっている。
日本語版を手掛けたのは、本作が初の翻訳作品となる川村元気さん。小説、映画、音楽など多方面で活躍してきた経験、感性は、少年とモグラ、キツネ、馬の冒険と心の交流を美しいイラストとともに描いたアート絵本をどのように捉え、日本語へと変換させていったのだろう。そしてなぜ、この絵本はこれほどまでに世界中の人々の心を捉えるのか。インタビューで語ってくれた川村さんの言葉は、この一冊をさらに深いところまで楽しむための羅針盤ともなる。
――ストーリーを読んでいくと、本当はわかっていることだけど、奥の方にしまいこんで、忘れていた大切なことが掘り起こされてくるようです。
川村元気氏(以下、川村) この本を友人に献本したときに、いつもは忙しくて連絡をくれないような「忙しくしている人」から感想のメール…
2019年秋、イギリスで刊行されるや爆発的な人気を博し、「2020年イギリスでもっとも売れた本」となった『THE BOY, THE MOLE, THE FOX AND THE HORSE』。少年とモグラ、キツネ、馬の冒険と心の交流を、美しいイラストとともに描いたアート絵本は、アメリカでも120万部を超え、コロナ禍のなか、人々の希望をつなぐ世界的ベストセラーとなっている。そして、ついに刊行された日本語版『ぼく モグラ キツネ 馬』(飛鳥新社)も発売後たちまち重版となり8万部を突破した。
邦訳を手掛けたのは、『世界から猫が消えたなら』『四月になれば彼女は』など数々のベストセラーを発表してきた川村元気さん。初の翻訳作品となった一冊は、小説、映画、音楽など多方面で活躍する川村さんにしか生み出すことのできなかった創作のエッセンスが息づいていた。
『ぼく モグラ キツネ 馬』(チャーリー・マッケジー:著、川村元気:訳/飛鳥新社)
――本作を初めての邦訳作品として手掛けられた理由はどんなところにあったのでしょう?
川村元気氏(以下、川村) 僕はビギナーズラック…
世界的にムーブメントを巻き起こした映画『君の名は。』から3年。全世界が待ちわびる新海誠監督の最新作『天気の子』がいよいよ7月19日(金)より公開される。離島から東京に家出してきた高1の少年・帆高が出会った、不思議な力をもつ少女・陽菜。2人の“運命”を描いた本作には、試写会が実施されないこともあいまって、大きな期待が寄せられている。
7月2日に行われた製作報告会見では、新海誠監督はもちろん、声優を務めた醍醐虎汰朗さん、森七菜さん、本田翼さん、そして主題歌と劇中曲を担当したRADWIMPS、プロデューサーの川村元気さんが登場。作品の魅力について大いに語りあった。
■すでに『君の名は。』超え!? 東宝史上最大規模での上映が決定
――『天気の子』の公開日がいよいよ近づいてまいりました。まだまだ作業中とのことですが……。
新海 誠(以下、新海) そうですね。なかなか痺れる状態です(笑)。お恥ずかしい話ながら、今もスタジオではスタッフが全力で作業中で、僕はその何百人かを代表してこの場にお邪魔しています。ただ、とてもいい状態のフィルムになっていると思います。…
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