衝撃的な伏線回収が話題、ミステリランキング5冠の『medium』。 不可能と思われた続編の内容は?
2019年、ひとつの小説が年末のミステリランキングを席巻した。相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(講談社)だ。「このミステリーがすごい!」1位、「第20回本格ミステリ大賞」受賞をはじめ、同年のランキングで5冠を達成。同作が話題となったのは、…
2019年、ひとつの小説が年末のミステリランキングを席巻した。相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(講談社)だ。「このミステリーがすごい!」1位、「第20回本格ミステリ大賞」受賞をはじめ、同年のランキングで5冠を達成。同作が話題となったのは、…
「すべてが、伏線。」 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼/講談社)の初版帯には、黒い背景に金の箔押しでこう書かれている。タイトルに「探偵」と入るミステリー小説なのだから、伏線の回収があるのは当たり前だ。それでも、「すべてが」というくらいだ…