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相田みつを

職業・肩書き
タレント・その他
ふりがな
あいだ・みつを

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

書家

「相田みつを」のおすすめ記事・レビュー

  • レビュー・書評

命の根が深くなる。厳しくも救われる。相田みつをの魂の書詩

命の根が深くなる。厳しくも救われる。相田みつをの魂の書詩

言の葉、言の幹、言の根。   みつをさんの言の葉は、幹と根に繋がっている。    氾濫するノリとソリだけのTwitter的な言の葉。   傍観する批判と憐憫だけのマスコミの言の葉。   そんな根なし言葉に食傷ぎみな現代人は必読だ。    一点一画に込められた書を見つめられるだけで、   あなたの命の根っこは、もっと深くなる。   「にんげんは、逆立ちした樹である。」   そんなの通説の如く、   氏の言葉は、根と幹から生えている。   氏の言葉は、厳しくも静かに響いてくる。    ある時は、心をかきむしるような懊悩に、   優しく寄り添う葉のように。    ある時は、相対分別にぶれまくる姿勢を   厳しく正す警策棒のように。    そして   ある時は、表層即応する浮薄な心根を、   じっくりと大地に根付かせるように。    ゲーテ流形態学の継承者であった三木成夫さんは、   植物と動物(にんげん)の形態形成原理の特質を   「内向閉鎖系」と「外向開放系」に対比した。    養分と光を摂取する葉と根。   地球の求心を貫く力線にみごとに対…

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こんな時こそ相田みつをの作品を通して「生き方」を見つめ直したい

こんな時こそ相田みつをの作品を通して「生き方」を見つめ直したい

「にんげんだもの」でおなじみ、相田みつを氏の”書”がアプリ化されているのを発見。あまりにメジャーすぎて、これまで正面きって彼の作品と向き合ったことがなかったのですが、3・11の大震災で「生きる」ということを改めて考えさせられたこともあって、思い切って購入してみました。

累計で1000万部を超えるほど、日本人の心に根ざしている相田みつを氏の作品。その中から特に人気のある31点がピックアップされていますが、どの作品も人間としての素朴でシンプルな生き方が独特な書体とフレーズで表現されていて、震災や原発事故で休まることのない心が少しなごみました。私が個人的に目からウロコだったのは、10番の「人の為と書いていつわりと読むんだねぇ」という作品。相手のために良かれと思って言ったことが、かえって相手を傷つけたり気分を害したり。おせっかいは「いつわり」、相手のためではなく、自分のエゴなんですよね。少し前に、ある人から同じようなことを指摘されたのを思い出しました。相田みつを氏は栃木県足利市の生まれだそう。1991年にお亡くなりになっていますが、天国から今の日本にど…

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「相田みつを」の本・小説

本気 書作品の英訳付き

本気 書作品の英訳付き

作家
相田みつを
相田一人
出版社
文化出版局
発売日
2006-09-29
ISBN
9784579501823
作品情報を見る
相田みつを 肩書きのない人生

相田みつを 肩書きのない人生

作家
相田みつを
相田一人
出版社
文化出版局
発売日
2014-05-30
ISBN
9784579501939
作品情報を見る

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