芥川賞史上もっとも売れた本『限りなく透明に近いブルー』。ドラッグや暴力を描いた村上龍の原点/斉藤紳士のガチ文学レビュー①
はじめまして。 芸人活動を細々と続けながら、文学系のYouTubeをしています斉藤紳士という者です。 今まで数々の小説を読んできた僕がオススメする作品を毎回取り上げていきたいと思っています。 まずは、現代作家の中で最重要でありながら常に新しい分野に…
はじめまして。 芸人活動を細々と続けながら、文学系のYouTubeをしています斉藤紳士という者です。 今まで数々の小説を読んできた僕がオススメする作品を毎回取り上げていきたいと思っています。 まずは、現代作家の中で最重要でありながら常に新しい分野に…
【謝罪座談会】中上紀×「AiLARA」DJコージ・古田そのみ・泉美木蘭 『タクシーガール』(梁石日&中上紀/バジリコ) 『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(アイララ、泉美木蘭編著/Echelle-1) 『中上健次全集 1』(中上健次/集英社) それは唐突に…
いじめ、格差社会、若者の貧困、ブラック企業…今の日本の社会は私たちの心を蝕む問題が山積している。一流の大学を卒業して一流の会社に入っても、将来の絶対的な保証 があるわけではない。いわゆる「いい時代だった」といわれた頃やバブルの熱狂を知らずに…
「この絵本は、わたしたちが美しい伝統的な行事を持っていることを確認するために作られた。この本で紹介した伝統的な行事は、わたしたちすべての日本人が、すでに広く平等に持っている無形の財産だ」――序文から村上龍さんの熱いが伝わるのが『日本の伝統行…
『2014年はこのドラマがくる! 1月からの新作ドラマ 原作小説売上ベスト5』というランキング記事で1位に輝いた、テレビ東京『三匹のおっさん』は平均視聴率12・6%を記録。同局で放送された1989年以降の19~23時のドラマ(時代劇を除く)の中で過去最高の視…
20世紀末、二人の「龍」が各界からゲストを迎えて鼎談・対談した幻の「EV.Café」シリーズが30年ぶりに復活。2012年に行われた語りおろし対談なども収録して単行本化された。21世紀に向かう日本の歩みと、3・11を経た私たちが進むべき道を鋭く俯瞰する。
デビュー作『限りなく透明に近いブルー』(講談社)以来、常にセンセーショナルな作品を発表し続けてきた村上龍が、2003年に 子どもに『13歳のハローワーク』(幻冬舎)を発表したときは、多くの人が驚いたはず。ちょうどニートが社会問題化していた頃で、「…
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、現在、ドラマ『未来日記-ANOTHER:WORLD-』に出演中の福田麻由子さん。純文学小説が大好きという彼女の、読書の…