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「大崎梢」のレビュー・書評

同じ映画を離れた席で観る女、番犬をレンタルする高齢女性…。6人の作家が描く「おひとりさま」に活力をもらう

同じ映画を離れた席で観る女、番犬をレンタルする高齢女性…。6人の作家が描く「おひとりさま」に活力をもらう

『おひとりさま日和』(双葉社)は、6人の作家がそれぞれおひとりさま女性を描いた短編集である。なかでも、〈一緒になにかをしても心が離れたままの夫と過ごすより、ひとりのほうがずっといい〉と意地を張って自分に言い聞かせていた女性が、かろやかに「…

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書店員と司書が名探偵コンビに!? 出版物への愛がにじみ出す連作ミステリー小説『27000冊ガーデン』

書店員と司書が名探偵コンビに!? 出版物への愛がにじみ出す連作ミステリー小説『27000冊ガーデン』

元書店員の経験を生かして書いた書店ミステリ『配達あかずきん』で作家デビューした大崎梢さん。同作から連なる「成風堂書店事件メモ」シリーズだけでなく、出版社の営業や編集者などを主人公に描きだした作品は、行間のはしばしから、本(出版物)そのもの…

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のどかな町に現れた青年、母の不倫疑惑、大人の不都合――30年前の「少女殺害事件」と今がつながる時に見えてくる真実とは

のどかな町に現れた青年、母の不倫疑惑、大人の不都合――30年前の「少女殺害事件」と今がつながる時に見えてくる真実とは

しっかり者の書店員と勘の鋭いアルバイトがさまざまな謎を解決する『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』(大崎梢/東京創元社)は、本格書店ミステリー小説として注目を集め、同シリーズは今でも根強い人気を得ている。著者の大崎梢さんが描く小説はなんと…

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これがぼくらの「よさこい」だ──熱くて優しい高知の夏に酔え!

これがぼくらの「よさこい」だ──熱くて優しい高知の夏に酔え!

今や各地の夏の風物詩となった観のある「よさこい」だが、発祥はもちろん高知県。一地方の祭りが全国に広がるなどということがなぜ可能だったか、それはよさこいが「神仏に一切関係がないという特異なルーツを持つ」祭りだからだと言う。なるほど、土地の神…

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