KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「大崎善生」のレビュー・書評

「人は、一度巡り合った人と二度と別れることができない」——別ればかりのコロナ禍だからこそ沁みる傑作青春恋愛小説

「人は、一度巡り合った人と二度と別れることができない」——別ればかりのコロナ禍だからこそ沁みる傑作青春恋愛小説

生きることは失い続けることなのか、と絶望してしまう夜がある。昔は分からなかった「さよならだけが人生だ」という言葉が、今では痛いほどよく分かる。歳を重ねれば重ねるほど、別れの数ばかりが増えていくし、永遠の別れだって少なくはない。おまけにコロ…

もっと見る

プロ棋士になれなかった若者たち…『聖の青春』作者が描く元奨励会員のその後の人生とは

プロ棋士になれなかった若者たち…『聖の青春』作者が描く元奨励会員のその後の人生とは

将棋界の最年少記録を次々と更新している藤井聡太二冠。彼の華々しい活躍は多くの人の注目を集めている。だが、勝者がいれば、必ず敗者もいる。藤井聡太二冠のような天才棋士がいる一方で、プロ棋士を目指しながらも夢やぶれて将棋界を去っていく者もいるに…

もっと見る

思い出を振り返りたくなる、感性と記憶の物語-『パイロットフィッシュ』

思い出を振り返りたくなる、感性と記憶の物語-『パイロットフィッシュ』

■パイロットフィッシュ/大崎善生/角川書店 山崎あてに、真夜中に突然思いがけない相手から電話がかかってくる。それはかつての恋人、由希子だった。19年ぶりに二人は会う約束をする…。 この作品を読んでいて、若かった頃のほろ苦い記憶が次々に蘇ってきま…

もっと見る