「上司に一目置かれたい!」「時流を読めるようになりたい!」新社会人のオススメ本
『日本の論点2015~16』(大前研一/プレジデント社)
桜咲く4月、社会人として新たな生活をスタートする方も多いはず! 具体的な仕事内容はこれから覚えていくとして、最低限でも知っておきたいのが「今、日本で何が起きているか」といった社会知識だ。
年の離れた上司との共通の話題としても頻繁に登場するし、時には「キミ、どう思う?」なんて意見を求められることも。上司や先輩たちは、ちょっとした会話の端々でも新人の力量を探っているのだ。ここで、「やるね!」と思われるかそうでないかは、その後任される仕事にも影響する。ちなみに経済用語の「ベア」を熊だと認識し、入社早々辛酸をなめたのは私だ。
とはいえ、単語を知っているだけでは意味がない。ビジネスに活かすためにも、背景や問題点を含めて理解しておく必要がある。というわけで、ぜひ一読をオススメしたいのが、日本で起きている問題を経営者視点で分析する『日本の論点2015~16』(プレジデント社)だ。
著者は、世界各国を飛び回る経営コンサルタント・大前研一氏。過去には英国エコノミスト誌にピーター・ドラッカーと並ぶ“思想的指…