2019年刊の谷川俊太郎×Noritakeによる絵本『へいわとせんそう』が今注目されるわけ
いまこの瞬間も、世界のどこかで戦争は続いていて、誰かが傷ついている――目の前のニュースにばかり気を取られていると、そんな現実をつい忘れてしまうことはないだろうか。今年の初めに始まったウクライナの悲劇も膠着状態が続いており、いまだに解決の兆し…
いまこの瞬間も、世界のどこかで戦争は続いていて、誰かが傷ついている――目の前のニュースにばかり気を取られていると、そんな現実をつい忘れてしまうことはないだろうか。今年の初めに始まったウクライナの悲劇も膠着状態が続いており、いまだに解決の兆し…
2022年2月12日(土)、NHK Eテレの『ETV特集』で詩人・谷川俊太郎氏とイラストレーター・合田里美氏の手掛ける絵本の制作過程が紹介されていった。答えのない壮大なテーマに挑んだ彼らの強い思いに、視聴者から様々な反響が寄せられている。 「ぼくは しんだ…
こどもたちに面白い本と出会える機会を作り、本をもっと身近に感じてもらいたいという思いから開催されている「第3回小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」(NPO法人こどもの本総選挙事務局)の結果発表会が、1月29日都内で行われた。 今回で3回目となるこの…
1度でいいから、エイプリルフールにみんなをあっと驚かせるような嘘をついてみたい。と夢見る人は少なくないだろう。だが嘘をつくということは、けっきょくのところ「騙す」ということだ。すぐにネタばらしするならともかく、へたすればその日1日つづく嘘を…
心が傷ついたときやひとりになりたいときは、お気に入りの音楽に耳を傾けながら歌詞に浸りたくなるものだ。時には、心にそっと寄り添ってくれる処方箋のような詩に触れてみるのはいかがだろうか。詩は内容を掴みとるのが難しそう…と思われる方もいるかもしれ…
ひとり暮らしの夜は、ひろい宇宙を孤独に漂っているような気分になるときがあります。 ひとりの夜はすてきです。そして苦しいです。重たくてどっしりと、それでいて、時にそんな時間がとてもいとしく感じます。 この春からひとり暮らしを始めたひとはいます…
紙巻の煙の垂るる夜長かな——芥川龍之介 煙草のある人生は素敵だ。何せ文学との相性が抜群なのだ。小説と煙草、場合によっては、それに酒とセックスなどが加わる。これらは最高のマリアージュとして、我々のDNAの最深部に刻み付けられていると筆者は思ってい…
日本人で谷川俊太郎という偉大な詩人を知らない人はいないだろう。国語の教科書や童謡や絵本など、私たちの身近な日常に谷川氏の作品は寄り添っている。 『こんにちは』(谷川俊太郎/ナナロク社)は、代表作から初公開の詩や短歌まで網羅され、赤、黄、緑と…