追悼! SM界の巨星・団鬼六が描く、情緒たっぷりなハードコア短編集
去る5月6日に食道癌で逝去された、団鬼六さんの遺作を読んでみた。 まずは故人に哀悼の意を表し、合掌…。(※以下敬称略) 団鬼六と言えば、宇能鴻一郎と並ぶ昭和官能小説の大家の一人。30代以上の健康な成年男子であれば、絶対にその名を一度は耳にしたこと…
去る5月6日に食道癌で逝去された、団鬼六さんの遺作を読んでみた。 まずは故人に哀悼の意を表し、合掌…。(※以下敬称略) 団鬼六と言えば、宇能鴻一郎と並ぶ昭和官能小説の大家の一人。30代以上の健康な成年男子であれば、絶対にその名を一度は耳にしたこと…
大企業の部長を夫に持つ貞淑な美貌の人妻、園江(6歳の女児の母)が、同窓会で出かけた熱海の温泉街でアングラ劇団の演出家だという男と知り合って体を許し、罪悪感にさいなまれながらも、男の手練手管で被虐の情事の喜びに目覚め、どこまでも堕ちていく…。 …
団鬼六先生は官能小説界、とりわけSM小説界の巨匠、加えて杉本彩姉さん主演の「花と蛇」原作者…、だということをふんわりと知っていたくらい。正直に申し上げると、作品は未読でした。 この度の訃報に接し、追悼の意を込めてそろそろ私も団作品ヴァージンを…
今回、団鬼六特集やるからレビュー書かない? と声をかけてもらったんですけど、未だちょっと腑に落ちずにいます。 だって、鬼六先生といえばSM! けれど私は日本のSM小説を読んだことがない。SMクラブにも1度しか行った事ないし、縄鞭蝋経験だってキッザニ…