日本をどうするか? 「まっとうなこと」をズバリいってくれる先生到来!
昨年末、3.11以降はじめての衆議院選挙があり、原発事故以降の日本をどう作っていくのか、日本の意志が試された。結果は自民党の圧勝…この事実の是非は別にして、個人的には今回の選挙ほど「情報源をどこからとるか」を意識したことはなかった。新聞やテレビ、雑誌といった既存メディアからか、ネットからか…おまけに、どちらも「捏造」とはいわないまでも、多少なりの「偏向」があるのは当たり前の状況。とにかく、常に「本当に正しいのはどちら?」と疑い続けなければならなかった気がする。そんな時に有効なのが、「本当に正しいこと」を言ってくれる人の存在だった。「おそらく、この人の言ってることは正しい」そう直感できる発信者に出会うと、すごくほっとしたのだ。
その意味で、この本の著者、池田センセイは、しごく「まっとうなこと」をいってのける人だと直感した。世の中は自己の利益に通じる意見が優先される、つまり「利権」体質であることを看破し、ダメなものはダメだと舌鋒するどく切り捨てる。この手の時事評論の場合、著者自身が自分の立場を守ろうとするような無言の気配が漂ってたりするものだが(それが…