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池澤夏樹

職業・肩書き
作家
ふりがな
いけざわ・なつき

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1945年北海道生まれ。埼玉大学理工学部物理学科中退。『スティル・ライフ』で中央公論新人賞、芥川賞受賞。『南の島のティオ』で小学館文学賞。『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞。『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞。『静かな大地』他で司馬遼太郎賞受賞など著書・受賞多数。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1984年
『オイディプス遍歴』(作詞)芸術祭賞優秀賞
1987年
『スティル・ライフ』中央公論新人賞
1988年
『スティル・ライフ』第98回芥川賞
1992年
『南の島のティオ』第41回小学館文学賞
1993年
『母なる自然のおっぱい』第44回読売文学賞 随筆紀行賞
1993年
『マシアス・ギリの失脚』第29回谷崎潤一郎賞
1994年
『楽しい終末』第5回伊藤整文学賞 評論部門
1996年
『ハワイイ紀行』第5回JTB紀行文学大賞
2000年
『花を運ぶ妹』第54回毎日出版文化賞 文学芸術部門
2001年
『すばらしい新世界』第51回,平成12年度芸術選奨文部科学大臣賞
2003年
『言葉の流星群』第13回宮沢賢治賞
2004年
『静かな大地』他第7回司馬遼太郎賞
2004年
『静かな大地』第3回親鸞賞
2005年
『パレオマニア 大英博物館からの13の旅』第8回桑原武夫学芸賞
2010年
「河出書房新社『世界文学全集』個人編集」第64回毎日出版文化賞 企画部門

「池澤夏樹」のおすすめ記事・レビュー

『平家物語』を新訳した古川日出男が語る、古典作品と新訳の難しさや楽しさ。「作家と楽しむ古典」2カ月連続開催!

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『平家物語 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09』(訳:古川日出男/河出書房新社)

 河出書房新社130周年記念企画「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 連続講義」の第19回と第20回が、2018年1月18日(木)と2月15日(木)に開催される。

 同イベントは、2014年11月に刊行を開始した『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(全30巻)の第Ⅱ期(全12巻)刊行開始をきっかけに始まった、古典新訳を少人数でじっくりと読み解く講義。過去には600名以上の参加者が集まって好評を呼んだ講義が、初めて2カ月連続で開催されることになった。

 第19回と第20回は、第9巻『平家物語』を新訳した古川日出男が2カ月連続で講師として登場する。古川は文学史上空前のエンターテインメント巨編の訳文を原稿用紙1800枚すべて手書きで執筆。「ページをめくり始めたら一気読み」「最後には涙が止まらない」など読者からの反響も多く寄せられた1冊に仕上がっている。当日には、古川がどのように新訳に取り組んだのかをたっぷりと語る予定。2回目の2月15日(木)には文芸評論家・波戸岡景太との対談…

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『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』連続講義に「説経節」の伊藤比呂美が登場!

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『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 10』(河出書房新社)

 河出書房新社130周年記念企画『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』連続講義の第18回が、2017年11月10日(金)に開催される。今回の講義では、伊藤比呂美が「説経節」の魅力を語りつくす。  「説経節」とは、神仏の由来や縁起を説く語り物の民衆芸能のこと。江戸期には路上で興行されてきた歴史がある。その代表的演目の一つ「かるかや」は、父と子の切ない悲語の名作として様々な形で作品化されてきた。伊藤は、2014年11月に刊行が開始された『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(全30巻)で、新訳(第10巻収録)に挑戦している。  伊藤は「『かるかや』は男中心の話で、女たちは影が薄い。ところがそれで終わらないのが説経節。友情出演的な空海の母親が、女たちに仇を取るように、強く生々しく大活躍して、男の情けなさを吹き飛ばす」と語る。どのように新訳に取り組んだのか、イベントでたっぷりと語られる予定だ。 ■「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」連続講義 第18回「説経節」 日時:2017年11月10日(金)18…

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あの『平家物語』に「続き」があるなら……。能役者の「犬王」が新たなる『平家物語』を語り出す!

あの『平家物語』に「続き」があるなら……。能役者の「犬王」が新たなる『平家物語』を語り出す!

『平家物語 犬王の巻』(古川日出夫/河出書房新社) 2016年の12月に発売され、話題を呼んだ『平家物語』(古川日出男:訳/河出書房新社)はもう読まれただろうか? こちらは、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の内の一つで、従来の「『平家物語』訳本」に比べはるかに読みやすく、エンターテインメント性にあふれた一冊である(熱く語った記事はこちら)。

そして2017年の5月。『平家物語』の「続き」とも言える作品が発売された。『平家物語 犬王の巻』(古川日出夫/河出書房新社)だ。こちらは古川日出夫氏が書き下ろした≪小説≫である。

舞台は室町時代初期。主人公は2人。琵琶の演奏者である琵琶法師の友魚(ともな)と、猿楽(能)の役者、犬王。

友魚は壇ノ浦に住む漁夫の少年で、ある時、都から来た人間に命じられ、「海中にある遺物」を海底から引き揚げた。それは「剣」で、鞘から抜き放つと閃光が走り、共にいた父親は頓死し、友魚は失明してしまう。この「剣」は、平安時代の末期、平家によって失われた神器の一つ「草薙の剣」だった。

両目の光を奪われたこと。そして偶然にも「平家」とつながり…

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情報に流されず現代を生きるために必要なこととは? 作家・池澤夏樹が教える“知”のすべて

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『知の仕事術(インターナショナル新書)』(池澤夏樹/集英社インターナショナル)

 待ち時間や移動中、なんとなくスマートフォンの画面をスクロールして、ネット記事をサクサク流し読みする。知らない言葉や人名が出てきたら、すぐさまGoogleで検索。便利な時代になったものだと思う一方で、インターネットが普及していなかったころと比べて、自分は物知りになったかといえば決してそうではないことに気付く。情報はこんなにも簡単に得られているはずなのに。

『知の仕事術(インターナショナル新書)』(池澤夏樹/集英社インターナショナル)は、作家としてコンスタントに小説を発表しながら、書評や時評も執筆し、講演活動で忙しく全国を飛び回る著者が、現代を生きるうえで必要な「情報」「知識」「思想」をいかにして獲得し、日々更新していくかのノウハウを公開する。主にツイッター等のSNSで、頭も使わず議論もせず「いいね」のクリックと罵倒の応酬だけで世相が引っ張られていくことに危機感を覚えたことが執筆のきっかけだと言う。

 とはいっても、決して難解なことや説教臭いことが書かれているわけではない…

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800年以上にわたり、読み継がれてきた理由がここにある。稀代のストーリーメーカーが完全訳した『平家物語』が面白すぎる!!!!!

800年以上にわたり、読み継がれてきた理由がここにある。稀代のストーリーメーカーが完全訳した『平家物語』が面白すぎる!!!!!

『平家物語』(古川日出男訳/河出書房新社) 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まる古典『平家物語』を、全く知らない方もいないだろう。私は学生の時、授業で読んだ記憶がある。その時「……つまらない」と思った。

古文なので当然だが、書いてあることがよく分からないし、登場人物の名前がややこしくて誰が誰だか分からない。ただ淡々と合戦の様子が記述されているだけで、感情移入もできない……。けど、それも仕方がない。古臭くて、理解できないもの。それが「古典」なのだと、とりあえず試験に出そうな現代訳と古語だけ覚えた。そんな思い出がある。

しかし、そんな「刷り込み」を見事にひっくり返してくれたのが『平家物語』(古川日出男訳/河出書房新社)だ。「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」として順次刊行されている古典の一冊で、訳者は稀代のストーリーメーカーとして名高い小説家・劇作家の古川日出男氏。

まぁ、とにかく、すっっごく面白かった。 『平家物語』を訳した書籍は、今までに多数出版されているが、訳者によってこれほどまでに内容が変わるのかと、驚きを隠せない「読みやすさ」だった…

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芥川賞受賞作『スティル・ライフ』も! 池澤夏樹の電子書籍がついに「Kindleストア」でも販売開始

芥川賞受賞作『スティル・ライフ』も! 池澤夏樹の電子書籍がついに「Kindleストア」でも販売開始

 「第98回 芥川賞」受賞作『スティル・ライフ』をはじめ、多くの作品を世に輩出し、各賞に輝いてきた作家・池澤夏樹。2016年2月5日(金)、「impala e-books」シリーズとして電子化を進めてきた池澤作品が、Amazon「Kindleストア」でも販売開始された。

 池澤は電子書籍登場の際、「面白いな、新しい読み方ができるかもしれないと思った」としつつも、参入を断っていた。しかし、一般の読者に電子書籍が広く普及すると共に、紙にはない新しい機能や使いやすさの向上などを理由に、「おそるおそるではなく、満を持しての刊行」と出版社の枠を超え、2014年7月にイクスタンとボイジャーが提携する「impala e-books」をスタート。作家にできるだけ多くの印税を確保すると同時に、電子書籍の底本となる印刷本の出版社とも売上げをシェアする形で、これまでに54点を刊行・販売してきた。 関連記事 「おそるおそるではなく満を持して」池澤夏樹作品電子化が本格スタート  その後も2015年7月に、1周年記念として「池澤夏樹レビューコンテスト」をWeb上で開催したり…

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芥川賞や谷崎潤一郎賞などに輝く池澤夏樹の33作品が無料で読み放題!? 「池澤夏樹レビューコンテスト」開催

芥川賞や谷崎潤一郎賞などに輝く池澤夏樹の33作品が無料で読み放題!? 「池澤夏樹レビューコンテスト」開催

 1984年の作家デビュー以来、『マシアス・ギリの失脚』『母なる自然のおっぱい』など、数多くの作品を発表し続ける池澤夏樹。しかし、販売サイクルの早い現在の書店では、90作を超える池澤作品のごく一部しか手に取ることができない状況である。ファンならずとも残念な現状の中、2015年7月31日(金)より、池澤夏樹作品が読み放題というコンテストの開催が決定した。  池澤夏樹の電子本シリーズ「impala e-books」の販売開始1周年を記念して開催される「池澤夏樹レビューコンテスト」。『ダ・ヴィンチ』、日本最大級のブックレビューサイト「ブクログ」、池澤の著作権管理会社「ixtan」の協力により開かれるのだが、エントリーすると、池澤の33作品がなんと無料で読めてしまうという。池澤作品に広く深く触れることができる、またとない機会。まずは、レッツ・エントリーだ!  なお、2015年11月20日(金)には、池澤本人をゲストに迎え、公開イベントの授賞式も開催される予定だ。 ■「池澤夏樹レビューコンテスト」 期間:2015年7月31日(金)~ 8月31日(月)24…

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「9・11」から今に続く世界の原理を知るために 池澤夏樹『新世紀へようこそ』2冊同時配信開始

「9・11」から今に続く世界の原理を知るために 池澤夏樹『新世紀へようこそ』2冊同時配信開始

『新世紀へようこそ+』(池澤夏樹/ixtan・ボイジャー)

ボイジャーは2014年9月11日(木)より、同社が運営する「BinB store(ビー イン ビー ストア)」にて、池澤夏樹『新世紀へようこそ+』『続・新世紀へようこそ+』の2冊を発売する。

2001年9月11日に起こった米同時多発テロ。世界中が震撼し、多くの命が失われたあのときから、果たして世界は、一歩でも平和に近づいているのだろうか。9・11を機に作家・池澤夏樹がリアルタイムで発信し続けたメールマガジン「新世紀へようこそ」を、13年後の今日ふたたび、電子本として配信する。

同時配信される2冊には、2001年刊行の単行本『新世紀へようこそ』『世界のために涙せよ 新世紀へようこそ2』にも収録された100本のメールマガジンのほか、『新世紀へようこそ+』には今回新たに書き下ろされたエッセイ「この十三年間、この世界」を、『続・新世紀へようこそ+』にはその後発信されたメールマガジン「パンドラの時代」を収録する。

BinB storeで購入すると、ご希望に応じてKindle Paperwhiteで読むため…

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