『平家物語』を新訳した古川日出男が語る、古典作品と新訳の難しさや楽しさ。「作家と楽しむ古典」2カ月連続開催!
『平家物語 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集09』(訳:古川日出男/河出書房新社)
河出書房新社130周年記念企画「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 連続講義」の第19回と第20回が、2018年1月18日(木)と2月15日(木)に開催される。
同イベントは、2014年11月に刊行を開始した『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(全30巻)の第Ⅱ期(全12巻)刊行開始をきっかけに始まった、古典新訳を少人数でじっくりと読み解く講義。過去には600名以上の参加者が集まって好評を呼んだ講義が、初めて2カ月連続で開催されることになった。
第19回と第20回は、第9巻『平家物語』を新訳した古川日出男が2カ月連続で講師として登場する。古川は文学史上空前のエンターテインメント巨編の訳文を原稿用紙1800枚すべて手書きで執筆。「ページをめくり始めたら一気読み」「最後には涙が止まらない」など読者からの反響も多く寄せられた1冊に仕上がっている。当日には、古川がどのように新訳に取り組んだのかをたっぷりと語る予定。2回目の2月15日(木)には文芸評論家・波戸岡景太との対談…