『エッチなお仕事なぜいけないの?』――中村うさぎが風俗嬢から学者までと考える“売春の是非”
10年以上前、私が障害者の支援団体の活動にボランティアとして携わっていた頃のこと、身体障害者の家族から性風俗店の相談を受けた。障害者でも利用できると広告に明記してあるお店の存在を知ってはいたけれど、行ったことの無い店を紹介するわけにいかず、…
10年以上前、私が障害者の支援団体の活動にボランティアとして携わっていた頃のこと、身体障害者の家族から性風俗店の相談を受けた。障害者でも利用できると広告に明記してあるお店の存在を知ってはいたけれど、行ったことの無い店を紹介するわけにいかず、…
原因不明の病で心肺停止に陥った中村うさぎと、「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤優。異色の2人が様々な視点で「生と死」について語った『死を語る(PHP文庫)』(佐藤 優・さとう まさる、中村うさぎ/PHP研究所)は、同志社大学の先輩・後輩であ…
中村うさぎさんの『ショッピングの女王』、昔読んでいました。極端な性癖に多少の嫌悪感を抱きながらも、女性の奥深い物欲とか、その更に奥の不安などが強烈な印象を残すエッセイでしたが、今回は初めて彼女の小説を読みます。 主人公は29歳、バリバリのキャ…
「優良物件見つけたからアタックしている」とか「複数同時進行が基本」とか素で言い始める同世代を見ていると、幸せとは何なのかわからなくなってくる。腹黒さでは負けないと思ってきたが、周りの計算高さには到底敵わない。なぜそんなに貪欲になれるのだろ…
中村うさぎの初めてのホラー短編集だ。 ホラーにはいくつかスタイルがあって。血みどろグチャグチャのミート感覚のもの。これは読み手の生理にうったえてくる。身体なんてしょせん血と肉の塊でしかないという違和感と、食べるという行為のグロテスクな正体に…
現在、準レギュラー出演を含めて週に8本のテレビ番組に出演しているマツコ・デラックス。みなさんは週に何回ぐらい、マツコを見かけますか? テレビや雑誌などのメディアは常々、トランスジェンダーな「おねえ系コメンテーター」を重用してきました。それは…